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次の日
飲みすぎた後の特有の気だるさを感じながら目が覚めた
カーテン越しの外はまだ真っ暗でいったい今何時なんやろ
長いこと寝た気もするしそうやない気もするし
小さ過ぎるコタツで寝たせいで体のあちこちが痛い
その痛む体を何とかコタツん中から引き摺りだす
キッチンの奥に続く廊下は柔らからな橙色の灯りがつけたまんまになっとるけど
さすがに断りもなく入ってくんはあかん気がして
静かに一階のトイレへと行く
トイレ済ませてアトリエ覗いたら
誰かが来とったんかな
つけっぱやった電気が消されとった
そのまんま二階に戻る
さっきは気付かへんかったけど
コタツの上は綺麗に片付けられてて
ペットボトルの水と
ちゃんと充電器のささった俺のスマホが置いてあった
せんちゃんの心遣いに感謝しながら
ペットボトルの水を飲む
コタツで寝たせいなんか
飲んだせいなんか
泣きすぎたせいなんか
カラッカラに乾ききった喉と体に
心に染みた
半分ほど飲んで蓋をしたらまたコタツの上に置いて
すーすーと規則正しい寝息をたてとるせんちゃんを見る
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作者名：UTA
| 作成日時：2019年5月15日 15時
