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ロッカーに荷物置いて

自分の机行ったらAちゃんはもぉ席に着いてパソコンを立ち上げとった

俺も自分の席に着いてパソコン立ち上げてメールを確認する


相手先からと

社長からの忘年会お疲れ様の一斉メール


そして


人事部からの会議室への呼び出しメール


メール閉じて顔をあげたら

立ち上がるAちゃんが視界に入った

廊下に出て少し先を歩くAちゃんの横に早足で並ぶ

前を向いたまんま



「緊張しとる?」



って聞いたら

Aちゃんも前を向いたまんま



「大丈夫」

「私らには村上くんと横山くんって言う強い味方がついてるし」

「...それに...」



そこまで言うたら俺の方向いて



「頼りになる?旦那様が一緒やし?」



って俺の顔を見てふんわり笑ってくれた



「何で疑問形やねん」



そう言うて俺も笑いながらAちゃんの肩に俺の肩をぶつける

目ぇを見合わせて二人でもっかい笑い合うたら前を見て顔を引き締める


会議室のドアんとこでヒナが待っとって

「いちゃついてんなや」

って顔しかめて目ぇ細めて睨んできて

その顔のまんまドアを開けた


俺とAちゃんは入口のところで一礼して中に入る


会議室の中には


俺らの部署の部課長とそれぞれの係長

あと顔見たことないおっちゃんが一人


面接みたいに入口の方向いて一列に並んで座っとる

ヒナに促されるまま向かい合わせになる位置の椅子に二人で座る


緊張せんと言うたら嘘になる

けど

さっきのヒナの顔を見たら何の根拠もあらへんけど大丈夫やと思った

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作者名:UTA | 作成日時:2019年4月13日 9時

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