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俺らはバランスのいいグループやった
特にデビュー決まって直ぐに末っ子のあいつが抜けたあと
別にこうしよって考えた訳でもなく
誰かに決められたわけでも無かったけど
キャラ被りも無くて
面倒見のええお兄ちゃんと
音楽命の兄貴と
関西色全開の兄ちゃんと
ちょっととぼけた憎めん先輩と
ぽわぽわした愛されキャラのあいつと
生意気でけど有言実行な彼と
そして
甘えたな末っ子の俺と
それぞれが他の領域を侵すこと無く成立してた
それがほんまの自分の一部分やってもまるで全部がそうであるかのように過ごしてた
あの日までは
突然・・・
でも無かったんやろな
でも
考えたことすら無かった
またメンバーが減るなんて
けど
違う夢を見てしもて
一緒にはおられへん
そう言われて
はいそうですか
なんてとても思えんけど
もう無理なんやってわかってる自分がいて
それでも
一緒にやろうやなんて
引き止めるなんて事はできひんかった
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作者名：UTA
| 作成日時：2024年2月3日 17時
