検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:17,781 hit

9 ページ9

シャワーを止めて俺も浴槽に浸かる

男・・・それも決して小さい方や無い男二人が浸かった浴槽は設定量の湯が出きらなくても

溢れそうなくらいいっぱいになってしもたから給湯器のパネルをタッチして湯はりを止める


前はたつの足の間に座ってたつの胸に凭れるようにして浸かってたんやけど

最近はたつの方を向いて脚の間で三角座りをする


俺より少しがっしりしたたつの脚に手を伸ばして膝裏を押し始める

せめて体だけでも癒されて欲しいと思ってゆっくりゆっくりとリンパを流すようにマッサージをする



「めっちゃ気持ちええ」



そう優しい声で言うてくれるから嬉しくなってもう片方の脚にも取り掛かる


浴槽に凭れて目を閉じてるたつがほんまに力の抜けた顔をしてくれてたから

それならばと腕に手を伸ばしたら反対の手で俺の手を掴まれた



「どうしたん?」

「腕も楽になるで?」



そう言うたらたつはゆっくり体を起こすと



「気持ちええけどこれ以上浸かっとったらのぼせてまうよ」



そう言われてしまった

10→←8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (38 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
134人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:UTA | 作成日時:2021年5月16日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。