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〜終〜 ページ8
辛い時にそばにおってあげられる普通の三十後半の社会人みたいな頼れる彼氏でも無いし
これからもAちゃんには助けてあげられるどころか
その小さな手と体でほんまやったら必要のない俺の荷物までも持たせてしまうかもしれん
それでも
俺のエゴでしかなくてもAちゃんのおらん世界は考えられへん
これからの日々が
どんな日々かはわからんけどAちゃんがいてくれるなら
また明日を見つめて過ごしていける
そう思うねん
Aちゃんの手のひらを俺の手のひらの上に重ねて
「こんなふうにお互いシワシワの手になるまで一緒にいよな
そんでシワシワの手を繋いで二人で一緒に今我慢させてもうてる分もいっぱい色んな世界を見よな」
そう耳元で囁いた
終わり
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作者名：UTA
| 作成日時：2021年2月27日 5時
