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Aは肩に置かれてた僕の手を取ってそのまんま両手を繋ぐ
「せっかくの特別やのに
ボロボロの顔とブラっちなんてありえへんやん?」
「大切な思い出はやっぱ綺麗やないとね」
そう言うてイヒヒっていたずらっ子みたい笑うと
片手だけ離して
でも繋いだ手はさっきより力が入ってて
そのまんま僕をベッドのそばまで引っ張ってった
あがらうこともせずに着いてった僕を振り返ると
ティッシュを僕の鼻に突きつけてきた
「ほら?チーんして?」
くすくす笑いながら
ぐいぐいティッシュを押し付けてきて
「イケメン隆くんに戻ってからポケットの中身ちょうだい」
そう言うて僕の一番好き笑顔で笑ってくれた
その笑顔に体から強ばりが解けてやっと動くようになった手で
そっとAの頬を包み込んで
「ポケットの中身何か分かったん?」
って言いながら唇を重ねた
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作者名:UTA | 作成日時:2020年11月25日 22時