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いつものように隆平とビデオ通話繋いで
なんて事ない会話をする
外出自粛をしとる中
そんな次々と新しい話題が出てくるわけでもないけど
不思議と隆平とやったら
いつかの特典のように
お互いの視線合わせてわざと声出して笑うだけで
ほんまに楽しなって
本気で笑ろてまうねんな
この日もそんなふうに
意味の無い
けど
価値ある時間を過ごしていた
そしたら何のスイッチが入ったんか
隆平が突然泣きそうな顔をして
自分はかっくんにあんなにも幸せな誕生日を過ごさせてもろたのに
俺の誕生日をそばでお祝いする事すらできひん
って言うてきた
突然過ぎて一瞬の間ができたけど
慌てて
そんなん全然ええねんで
隆平が悪いんちゃうやん？
俺は
隆平が元気やったらそれでええねん
って言うより
今はそれが何よりの
誕生日プレゼントやねんで
そう諭すように言うたら
「それはそうやねんけど･･･」
ってつぶやきと共に
隆平の目からポロリと涙が零れた
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作者名：UTA
| 作成日時：2020年5月9日 12時
