〜終〜 ページ23
キングサイズのベッドの横に
Aちゃんが前に使ことったシングル入れて
部屋のほとんどがベッドで埋まった寝室に三人で入る
キングサイズに三人川の字で寝転んで
響が眠るまで
護り歌を歌う
Aちゃんもたいていは響と一緒に寝てまうから
そん後俺はシングルの方にズレて眠る
風呂に近づけるようになったんもやけど
響が泣いたらAちゃんはどんな夜中でも直ぐに目を覚まして
オムツ替えたり夜中の授乳やったり
てきぱきとこなす
母は偉大や
ってか
Aちゃんは偉大やと
心底思う
寝返り打って二人の方見たら
寝とると思っとったAちゃんがこっちを見とった
「どしたん？」
「寝られへん？」
って聞いたら
「そっち行ってもええ？」
って聞いてきた
今日は3月11日
色々と思うことがあるんやろな
「ええよ」
「おいで」
って優しく言うたら
そっとベッドに移ってきた
Aちゃんを抱きしめて
その後
何度もキスをする
短かったキスが
だんだん長く深くなって
口から
耳に首元にと位置を変える
欲望をぶつけるのでは無く
愛しさを確認するような
そんな時間を過ごして
けど
余韻に浸る間も無くAちゃんも俺も服を着る
けどそん後
Aちゃんはダブルベッドちごて
俺の寝るシングルに入り込んできた
もぞもぞと俺の腕の中にポジション決めて
俺の胸に顔を埋めたら
「すばるくん」
「歌とて･･･」
って呟いた
俺はAちゃんの左耳に口を寄せて歌い始める
Aちゃんが
少しでも穏やかに眠れるように
優しい夢が見れるように
何度も何度も
これからも
耳元で歌い続ける
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UTA(プロフ) - ヤシガニちゃんさん» ありがとうございます。この話を書いた時はほんまに葛藤の連続やったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです。脳内は相変わらず妄想で溢れかえっているので今後も読んでいただけると嬉しいです。 (2020年11月13日 19時) (
レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
ヤシガニちゃん(プロフ) - 上手く言えませんが、めっちゃ良かったです！！感動して泣きながら全部読みました。また最高の小説を書いて下さい！。 (2020年11月13日 17時) (レス) id: dc96765b73 (このIDを非表示/違反報告)
UTA(プロフ) - aaaaさん» ありがとうございます。素人の私が手を出して良いものかとずっと葛藤しながら書いていた話なのでそう言っていただけると本当に嬉しいです。 (2020年9月12日 5時) (レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
aaaa(プロフ) - うまく伝えられないのですが、とても深く、素敵なお話でした。最後のUTAさんの文章を見て、この作品を書きあげたプライドが素直にかっこいいと思いました。決して、万人受けする内容ではないとは思いますが、私はすごく読んで良かったです。完結までお疲れ様でした (2020年9月11日 23時) (レス) id: 37531683ef (このIDを非表示/違反報告)
UTA(プロフ) - ひろさん» ありがとうございます。優しいお言葉に救われます。感じ思う事は人それぞれですが、口から出る言葉も指先で言葉を紡ぐ時もできるだけ誰かを傷つける事が無いようにしたいと思います。 (2020年6月8日 18時) (レス) id: 916009774d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UTA
| 作成日時：2020年3月31日 13時
