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クリスマス ページ37

コンビニで買ってきた小さなケーキとチキンが並ぶテーブルの横に立って

私に付き合ってノンアルのシャンパン飲みながら

テレビから流れてくる音楽に合わせて

体を揺らすすばるくん


そんなすばるくんに抱っこされて

一緒に揺れる私達二人の宝物は

今も涙の膜がはる瞳で

部屋の隅に置いた大きなクリスマスツリーの

キラキラ点滅するLEDの光をじっと見つめてる


そんな宝物の背中に置かれたすばるくんの右手は

優しく優しく

テレビの音楽に合わせてリズムをとっている


そして

すばるくんの視線はクリスマスツリーやなくて

テレビに映る

あの頃どうしていいか分からへんまま悲鳴をあげてた

すばるくんの心を保つために

アイドルとしてはNGやった

今も少し跡の残る右手の甲を否定せんと一緒に認め受け止めてくれたメンバーの

あの頃すばるくんも身にまとっとった衣装に釘付けやった


その視線の先では

今はもう隠す必要もあらへんけど

あの頃

すばるくんを護るように右手を包んでいた黒いアームカバーが

今日も

あの日すばるくんがいた証のように

彼らの右手を包んでいた

〜終〜→←〜終〜



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すう(プロフ) - 泣きました。私もあのグローブに目が留まったから。そして少し寂しくなったから。五人と一人と一人をあの頃と同じように好きです。 (2020年12月31日 17時) (レス) id: 0e5565d901 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:UTA | 作成日時:2019年2月14日 0時

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