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コトリと俺に体を預けてくれる隆平
心の温度を反映したかのような
人より少し高めの
隆平の体温をこの腕に包み込む
「なぁ・・・」「かっくん?」
隆平が少し躊躇うように伺うように話し始める
「・・・いつか・・・」
「・・・かっくんが・・・さ・・・」
たったそんだけ言うたら黙り込んでもた
でもまだ何か言いたいんはありありで
俺は急かしたりせんように
隆平の指輪をはめた左手を握りしめる
「・・・かっくん・・・が・・・さ・・・」
意を決したように隆平がまた話しはじめる
「ほんまに許してあげなあかんとか・・・さ・・・」
「そんな事を自分に課するんやのうて・・・さ・・・」
何言いたいんか分からへんし
言いにくい事なんかゆっくりと言葉を選ぶように紡いでいく
「・・・かっくんの苗字を心から愛せるようになったら・・・さ・・・」
「・・・そんときは・・・」
そこまで言うたらまた俯いて黙ってもた
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作者名:UTA | 作成日時:2020年1月30日 7時