今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:7,080 hit
小｜中｜大
彼女の朝 1 ページ1
翌朝アラームが鳴るまで目が覚めなかった。
目が覚めた時に体はびっくりするくらいにスッキリしていたけど、夢も見ないほどぐっすり寝たのは十年ぶりの事でその事に頭がついていかずに暫くベッドの上で呆然と座り込んでしまった。
ゆっくりゆっくり思考が動き出して、ゆっくりゆっくり体も動かせるようになって、今日も仕事だから一度家に帰って着替えないと。そう自分に言い聞かせて少しはだけてしまっていたバスローブの胸元を直して立ち上がる。
そのまま歯磨きをするためにバスルームに向かう。
鏡に映った自分の顔がいつもより緩んでいる気がして複雑な気持ちになってしまって、その気持ちに名前を付けたくなくて冷たい水で顔を雑に洗う。
そのまま隣のドレッサーに座ってお化粧をする。
丁寧に丁寧に濃くならないように、きちんとしていて嫌味にならないように。
派手過ぎず地味過ぎず目立たないように･･･誰も私を気にとめないように人に紛れれるように。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：UTA
| 作成日時：2019年12月23日 14時
