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とりあえずパンツを履いて、脱いだバスローブをクリーニングされたパンツが入った袋に入れたらクローゼットの隅っこに置いた。
バスローブとランドリーバッグつこた他は、ソファーに腰掛けたんと、引き出しから封筒一枚取り出しただけ。
テレビのリモコンさえいろてへんけど、わかってんねんけど、何度も部屋ん中を見回して。
立ち上がった跡がソファーから消えたら、俺がおった痕跡はクローゼットの床に置かれた袋が一つだけになった。
もう一度深く深呼吸してから彼女に電話をかける。
クリーニングが終わった事とそのまんま部屋を出ることを伝える。
何かちょっと繋がるような事を言われたら言われたで「やっぱそれまでの子か。」って思うくせに、何も言われず業務連絡のような感情のこもらない謝罪と了承を口にする彼女に、何とも言い難い感情がわきあがった。
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作者名：UTA
| 作成日時：2019年11月26日 14時
