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隠れ家にいるようなそんな時間を過ごしませんか?
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ちょんまげを結ってた頃から続いていた実家である理髪店を祖父が病に倒れたのを機に引き継いで
町の散髪屋さんで無くて
たった一人の人のために全てを自分でこなす店を開店した
あえて小さな表札のような看板だけを掲げて完全予約制の店
この店を立ち上げるまではまさかこんなにも人の目に触れる事を良しとしない人がいるとは思いもしなかった
自分が生きていくのに必要な分と闘病を続ける祖父の治療費
そして店の維持費
贅沢さえしなければ困ることの無い収入を得ることができるほどには流行っていた
そんな時
常連のお客様がいつものように真夜中に連れてきたのが彼だった
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作者名:UTA | 作成日時:2019年9月11日 14時