耳元で歌わせて (赤) 6 (ページ7)

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パーカーから綺麗な色の膝下まであるニットに着替えてレギンスはいて

髪は一つ括りやけど綺麗にお化粧もしてた

｢可愛い｣

思わず言葉になる

Aちゃんはちょっと頬を赤くして

｢ありがと｣ってふんわり笑った

Aちゃんに続いてリビング入ると

ダイニングテーブルにはコップとかスプーンがサラダとローストビーフと一緒に並べられてた

Aちゃんは俺が買うてきた飲み物とかを冷蔵庫にしもてて

俺は｢味見｣って鍋のシチューをお玉ですくってフーフーして

ってタイミングでまた電話がかかってきた

｢ヒナや｣

そう言うて電話出たら俺が何も言う前に

『おい、すばる』

『お前の言うた通りにナビ入れたらめっちゃ大きい一軒家着いてんけど』

『お前の車あるし間違い無いとは思うけど家の人もおってやのにお邪魔してもええんか？』

ってガサツに見えて気ぃ遣いなヒナらしい言葉

｢うん大丈夫やで｣

｢車ガレージの空いてるとこ入れてくれてええし｣

そう言うて通話を終える

｢みんな着いたって｣

Aちゃんにそう言うて玄関に向かう

Aちゃんも後からついてきて

玄関にスリッパ並べてるから

俺が玄関のドア開ける

車の後部座席からヒナとヒナの彼女？

淡い色のニットに花柄のふわっとしたスカート

絵に描いたような女の子

助手席から降りてきたヨコの彼女？

シンプルなメンズライクなシャツとデニム

クールビューティな女性

想像しとったんと逆やわ