偶然出会ってデビューしたんだけど９

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『という訳です。あど的にはど思いますか』

あ「あんたらもう結婚して！！」

『リスナー』

あ「確かにね！リスナーの事考えると難しいかもだけどね！けどね、龍ちゃんは別に我慢する必要ないからね！？早く結婚して！？なんでしないの！？」

『リスナーには呪いだとか言ったけど、正直怖いんだよ結婚するの』



いや、正確には、2人と結婚するのが怖い、かな。




2人の事は大好きだし、ずっと一緒にいたいって思うし、私的には愛だってある。

まぁ、言えないけど、




あ「怖いかぁ、なんでなん？」

『わかんない』

あ「わかんないかぁ……あ、待って、かなかな達に置き手紙残してきたってさ、俺の所にいるって書いてある？」



スーっと、あどから目を逸らす。



あ「言って！今すぐかなかなにLINEして！！俺嫌われたくないから！！ヤダァ！！」

『あー、はいはい』

あ「ちゃんと！ちゃんと理由も言ってね！」

『パソコンの事であどに相談してるって事にしといた』

あ「それなら許される気がする！」



そう言って、あどはソファに座る私の前に膝をついてしゃがんだ。


そっと私の手を取る。



あ「龍ちゃんの今後の課題ね、かなかな達に我慢しない。自分の気持ちに素直になろう」

『うん』

あ「手を繋ぎたかったら手を繋ぐ。キスしたっていいの。2人は嫌がらないからね」

『うん』

あ「頑張ってね。俺は龍ちゃんの味方だから」

『ありがとう』




でもさ、さすがにちゅうはハードル高ぇ


いや、無意識にしようとしてたけど、してってせがんだけど、

それでも、2人が大好きなんだよなぁ








あ「帰ります？」

『帰るかぁ、あ、どんな顔して2人に会えばいいじゃ』

あ「目瞑ってぇ、ちょっと唇開いてぇ、んって、んって、口を指でちょんちょんする」

『ちゅうせがませんな！』

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