お菓子 ページ50
叶said
『………』
叶「龍ちゃんどうしたの」
葛「鈴鹿詩子さんに狙われてるらしい」
叶「あぁ」
無言で、お菓子を生産し続ける龍ちゃん。
僕たちの目の前には、すでに山積みのお菓子があるのに、いまだ作り続けている。
叶「龍ちゃん、さすがに作りすぎだよ？僕達食べきれんて」
『…あ、ごめん。』
葛「どーするよこれ」
マフィン、クッキー、マドレーヌ、カヌレ、マカロン、プリン
まだ、オーブンの中で焼かれているシフォンケーキ。
たくさんのお菓子たちを見つめ、どうするか考える。
叶「もう、誰か呼ぼうか」
『ほんと、ごめん』
叶「龍ちゃん二次創作体制あるのにどうしたの」
『許可出してすぐに、詩子お姉さんからdiscordで妄想小説送られてきた。
私が男になった、ChroNoiR×私のB/L』
叶「わぁお」
葛「まじかよ」
『詩子お姉さん怖い』
あぁ、龍ちゃんが虚無を見つめ始めちゃった。
二次創作体制あっても、怖いって、一体どんな内容だったんだろ。
叶「それ僕読んでもいい？」
『結構過/激だよ？生々しい表現いっぱいだったし』
叶「わぁあ。ちなみに、誰が受けなのか聞いていい？」
『私』
叶「え？」
『私が受けだったよ！もう普通にエr小説じゃん！私が男になっていようが、関係ないじゃん！
普通女が男になったタイプのB/Lって、私が攻めじゃん！なんで受けなの！？』
葛「いや、知らんし」
叶「ちょっと読んでくる」
葛「は」
『やめろお前ぇえええええ！！』
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作者名：抹茶っちゃ | 作成日時：2021年6月14日 16時
