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Side-MANAGER
A「はじめまして、木花Aです」
代表に連れられてやって来たAを見て、うわ、これは凄いのがきた、って思ったわ。
その時からAのビジュアルは群を抜いてた、メイクも知らなかった頃からよ?? 一気に練習生の間で有名になって、女子の練習室に男子が毎日見に来たり、時々代表も覗きに来たわ。
当初は歌もダンスも上手って訳じゃなかったけど、それでも特別だった。
相変わらず私はスランプから抜け出せなくて、皆が帰っても夜な夜な練習してた。あの子が来て1週間くらいかな、その日も私は1人ラップをしてた。
A「おんに、まだ帰ってなかったんですか??」
MN「あらA、うん、何だか満足出来なくて」
A「おんにの練習見ていてもいいですか??」
MN「いいけど...」
A「やったあ」
部屋の隅にちょこんと座って、Aは、ひたすら私のラップを聞いていた。
やっぱり上手くいかなくて、一旦休憩しよう、ってなった時に、彼女が「おんに、私のも見てください!」って言って、そこから何を始めたと思う??
あの子、私のためだけのコンサートを始めたの、
10分間くらいかな、ほんのちょっとのコンサートで、パフォーマンス中にペンサしたり、私にマイク向けたり、歌詞の1部を私宛に変えたりとか。
今まで見てきたどのアイドルよりもキラキラしてた、私だけのアイドル。あの時から私はAしか見てない。
特別コンサートのおかげか分かんないけど、スランプも抜け出て、今までで1番いい評価を貰った。でも、その時にはもうアイドルを目指す気持ちは失せてた。
MN「代表、私辞めます」
「何だか、他にやりたいことが見つかったみたいだね?」
MN「はい、」
Aがそろそろデビューする頃だろうって時に、マネージャーの採用試験を受けた。
その為にできる勉強とか能力は身に付けてきたから、すんなり合格した。
久々に会って、私を見て泣いてくれたAを見て、改めて私はこの子を守り続けるって決めたわ。
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SHIYO(プロフ) - ミアさん» わあああなんて間違い...お恥ずかしいです!ご指摘ありがとうございます🙇♀️💦 (2023年2月9日 22時) (レス) id: a13e9a406e (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 楽しく読ませていただいています。HIVE→HYBEですよ〜 (2023年2月9日 0時) (レス) id: 2486199e07 (このIDを非表示/違反報告)
SHIYO(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます😭そう言って頂けてパワーもりもり元気増し増しです、笑 (2023年1月13日 18時) (レス) id: a13e9a406e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 一気読みさせて貰いました!始終ニヤニヤが止まりませんでした^更新楽しみにしています! (2023年1月11日 2時) (レス) id: 990da8c34e (このIDを非表示/違反報告)
SHIYO(プロフ) - yuriさん» そうやって言って頂けると嬉しいです〜🥰🥰デートのお話もニヤニヤしながら書きます〜! (2023年1月6日 18時) (レス) id: a13e9a406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SHIYO | 作成日時:2022年11月28日 14時