24話 ページ28
Aside
お風呂に浸かりながら、今日の事を色々考える
あのモヤっとした感覚が忘れられない
「はーーー…」
頭がボーッとしてきた
何故か、どうしよう。なんて焦っている自分はほんとに可笑しくなったのだろうか、一体何に対して焦っているのか
“ どーだろうね ”
「もー全部神威のせいだぁ……」
神威が言っていたあの言葉が頭の中でリピートされる
そんな事を言うのなら、神威は好きな人一人くらい居るのだろうか
それは誰なんだろうか、私の知ってる人なのか
どんどんモヤモヤしてくる
まず神威のあの一言に引っ掻き回されている私も私だけど。
「……………」
これ以上浸かっていたら流石に逆上せそうだ、出よう
お風呂場から出て、水を飲もうと食堂へ向かう途中に神威と鉢合わせた
…今はあんまり会いたくないんだけどな
「A。…あのさ」
「…何?」
困った顔をしながらゆっくり話し出した
「さっき変にムキになってごめん。何か、上手く言えないけど…うーん……何て言うか」
必死になって考え込んでる神威
普段見慣れない姿が可愛くて、思わず笑ってしまった
「ふふっ…そんなに必死にならなくても」
「何、煩いヨ」
若干顔が赤い神威
また照れてる。
「顔赤いよ、あははっ」
「ほんと何なの、意味わかんない」
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まひろ | 作成日時:2017年10月31日 1時