仲間なんて信じない (ページ26)

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臣side

その後楽屋に戻るとはなが泣いていた
俺はそれを見て何故か腹が立った

臣「なんでお前が泣いてるんだよ…」

剛「臣さん…」

臣「泣きたいのはあいつだろ！」

人「臣！落ち着け！」

臣「……Aはお前が入るって聞いてあんなに嬉しそうにしてたんだ。初日に脅されても『いつか仲良くなれるかなぁ』ってずっと言ってた！」

はな「そんなのうそでしょ！？」

己「嘘じゃない…『きっとはなちゃんとは仲良くなれるから心配しないで』って……」

はな「そ、そんな…。こんな最低な私なんかを…
う、ｸﾞｽ…うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁん！」

…こいつが泣いてもAが元気にならn
『なに泣かせてんの？』

この声は……

全「……A！！！！？？？？」

『うるっさいんだけど』

剛「もう大丈夫なの！？」

『じゃなかったらここにいないよ笑』

己「もう無理はしないでね」

『ありがとう…直己さんﾆｺｯ』

……なんでそんな普通なんだよ

『臣くん…？』

臣「……ｷﾞｭｯ」

全－臣「…………は？？？」

臣「俺は心配で仕方なかったのになんでお前はそんな普通なんだよ……」

『……普通なんかじゃないよ』

臣「は？」

全然普通そうじゃん、そう言おうとして気づいた
腕の中にいるAの体が震えていることに……

『普通なんかじゃない。辛いし苦しいし痛いよ…』

隆「A…ごめん。謝って済む問題じゃないことも分かってるけど、言わなきゃダメだと思って」

健「俺もAのこと勝手に疑って傷つけたわ。ごめんな…」

E「俺も…裏切られたって思ってたけど裏切ったのは俺たちだった…本当にごめん」

人「俺はリーダー失格だよな。メンバーの意見も聞かずに勝手に決めつけて、傷つけて…ごめん。許されることじゃないけどこれだけは言わせてくれ。出来ることなら俺たちはまたAと一緒にやりたい。笑い合いたい。」

『私はまだみんなを完全には許せない…それにはなちゃんはまだしも、みんなとは今まで一緒にやってきたのに…私ってそんなことするように見える？』

はな「……が………の」