仲間なんて信じない (ページ11)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:128,523 hit

11 ページ11

隼「Aさん！大丈夫ですか？」

玲「隼うるさい。静かにしてあげて」

メ「とりあえず俺らの楽屋行きません？ここだと人目につきますし…」

『………ｺｸﾝ』

涼「じゃあ行きましょうか」

GENEの楽屋に向かう間、涙が止まることはなかった

ｶﾞﾁｬｯ

龍「おれ飲み物買ってくるわ」

亜「何か飲みたいのありますか？」

『……ﾋｯｸ…ミルクティーかな…ｸﾞｽ』

龍「わかりました」

ﾊﾞﾀﾝ

涼「とりあえず龍友くんが戻るまではゆっくりしててください」

玲「我慢しないでくださいね。泣きたかったら好きなだけ泣いてください」

…あぁ。なんでこの人達はこんなに暖かいんだろう
そう思った直後、溜まってたものがこみ上げてきた

『ふっ…うっ…うわぁぁぁぁぁ(泣)』

それからしばらく堰を切ったように泣き続けた

メ「落ち着きましたか？」

『うん。ありがとう』

龍「飲み物買ってきましたけど飲みますか？」

『ん…飲もうかな』

裕「…なにがあったか聞いてもいいですか？」

私ははなちゃんが入ってからこうなった経緯を全て話した

涼「そんなことが……」

みんなはなんて思うかな？失望？呆れ？

玲「辛かったですよね…」

『……え？』

もっと言い返せばいいとか、お前が弱いのが悪いとか言われると思ったのに…

裕「おれらはAさんにたくさんお世話になりましたから」

亜「ずっと応援してくれてましたし」

涼「ずっと味方ですよ」

メ「もっと頼ってくだs玲「メンさんうるさい」え、ひどい(泣)」

やっぱりGENEのみんなはいい子達だ。
私も三代目じゃなくてGENEに入ったら幸せだったのかな…

裕「とりあえず臣さんと岩さんは信じてくれているんですよね？」

『うん、そうだね。それと臣くんは全部知ってる』

玲「岩さんは知ってるんじゃないんですか？」

『ううん。岩ちゃんはただ信じてくれただけ。何があったとかは知らないはず』

メ「なんで話さないんですか？信じてくれてるなら話しても問題ないはずじゃ…」

『でもその話を信じてもらえなかったら？そしたら岩ちゃんにも見捨てられる！そんなの嫌なの！』

ﾊﾞﾀﾝ!

『…え？』