第1話 ページ3
第1話
校長室へ行こうとすると、合言葉を言う前に校長室へ続く階段のガーコイルが動き、ドアが開いた。
「 校長！」
校長室には、校長のほかに1人の女性もいた。
「 どうしたのですか？セブルス。」
女性は1人の男、セブルスの方を見るやいなや、目を見開いた。
「 まぁ！いったいどうしたのです！なぜ子供がこんな所に... 」
女性は、セブルスが抱えている子供を見ては、驚きを隠せないようだった。
「 まぁまぁミネルバ落ち着くのじゃ。取り敢えずその子の治療が先じゃろうて。」
女性、ミネルバは、校長の言葉で少し落ち着いたようだ。
「 そうですね。私としたことが...。それにしても、こんなに可愛らしい子がどうしてこんなことに...。」
「 セブルス。この傷に効く薬はあるかのう。」
「 はい、校長。」
セブルスは、眉に皺を寄せながらも小さく頷いた。
「 ならば、その薬をこの子に。」
「 わかりました。」
セブルスは、急いで私室から薬を持ってきて、それを彼女の体に塗った。
「 ですが、アルバス。この子は一体何者なのでしょうか。」
ミネルバは考え込むように言った。
「 うむ。わしにも詳しいことはわからんが、この子からは、かなりの魔力を感じるのじゃ。」
校長、アルバスが少女に近づき、頭を優しく撫でながら言った。
「 ならば、この子は、魔女ということですか？」
ミネルバが驚いたように言う。
「 そういうことになるのう。それにのう、ミネルバ、わしらは昔この子に会ったことがある気がするのじゃ... 」
「 この子とですか？」
「 そうじゃ。セブルス、そちはどこでこの子と会ったのじゃ？」
セブルスは、2人に先程起こったことを話した。
「 ふむ。ミネルバ、覚えておらぬか？丁度セブルスがホグワーツの生徒だった頃じゃの。小さな女の子が１日だけホグワーツで魔法を学んだことを。」
ミネルバは、アルバスの言葉に少し頭を悩ませると、ハッとなにかを思い出したようだった。
「 確かに、あの時１日だけの留学生がいましたが...。あれは、セブルスが3年生の頃でしたね。」
ミネルバの言葉に、セブルスは眉をしかめた。
「そうじゃ、わしはこの子があの時の女の子のようにしか思えないのじゃ。」
アルバスは少女の頭を優しく撫でた。
「例えそうだとしても、なぜ彼女のような子供が禁じられた森へ？」
今まで黙っていたセブルスが疑うように少女を見ながら言った。
そのとき、
『 んっ 』
少女が目を覚ました。
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真姫(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも面白いと思っていただけるように頑張ります！ (2017年11月30日 23時) (
レス) id: 8a249ad083 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 面白いです！最高です！ドラコ本当に好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月13日 23時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真姫 | 作成日時：2017年11月13日 22時
