第16話 ページ18
段々と周りの子が名前を呼ばれ、ハーマイオニーとロンもグリフィンドールに決まった。
そして、
「 ハリー・ポッター！」
ハリーが前に進み出ると、広間中が静かになった。
ハリーは、長い間椅子に座り、なにかぶつぶつと言っていたが、そのうち、
「 グリフィンドール！」
帽子が叫んだ。グリフィンドールのテーブルは、歓声をあげて喜んだ。
そして、ついに、
「 A・A！」
ハリーの時よりも、ざわめきが大きくなった。
Aは、少し緊張しながら、椅子に座ると、そっと帽子を被せられた。
「 おぉ、A様。お元気でいらっしゃいましたか。また、これは難しいですな。どこの寮に行っても、あなたなら上手くやっていけるでしょう。」
『 どこでも行けるのね、どの寮も素晴らしい所だから、とても迷うわ。』
「 あなたが心から行きたいと思う寮を選べばいいのでは？」
『 私が心から行きたいと思う寮... 決めた、スリザリンにするわ。』
「 そうですか、それならば、スリザリン！」
スリザリンの寮は、歓声を上げ、ほかの寮はがっかりとしているようだった。
スリザリンのテーブルの方へ向かうと、ドラコが席を開けてくれていた。
「 Aと同じ寮になれてよかった。父上も喜ぶだろう。それより、君はA家の人間だったのか。」
『 黙っていてごめんなさい。私もドラコと一緒の寮になれてよかったわ、ルシウスは、いつも私にスリザリンの話をしていたから、スリザリンに行ってみたいって思っていたの。』
ドラコとAの話を聞いていた、周りの生徒達は、色々と驚いていた。
その頃、グリフィンドールの席では、ハリーたちがAの方を見つめていた。
「 A、スリザリンに入ったのか... 」
ロンは少し肩を落としながら、呟いた。
「 だけど、AはA家の人間なんだろ？なら、スリザリンに入ってもうまくやっていけるさ！」
ロンの近くにいた、フレッドがそう言ったことに、ハリーは疑問に思った。
「 ねぇ、ロン。A家ってどういう家なの？それに、Aがスリザリンに入ったのに、嫌がらないの？」
ハリーの質問にロンたちは驚いた顔をした。
「 ハリー、A家のこと知らないの！？この魔法界でA家のことを知らない人なんてほとんどいないよ！」
ロンは、かなりの勢いで話したため、口の中の食べ物が喉に詰まりそうになっていた。
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真姫(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも面白いと思っていただけるように頑張ります！ (2017年11月30日 23時) (
レス) id: 8a249ad083 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 面白いです！最高です！ドラコ本当に好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月13日 23時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真姫 | 作成日時：2017年11月13日 22時
