第10話 ページ12
セブルスとAが漏れ鍋へ向かおうとしている時、
「 セブルス 」
と誰かがセブルスを呼んだ。
Aとセブルスが声のする方を向くと、プラチナブロンドの男とその子供らしき人がいた。
「 ルシウスか 」
「 あぁ、久しぶりだな、セブルス。」
ルシウスは、セブルスの方から隣にいたAの方を見ると、目を見開いた。
「 A様...でいらっしゃいますか？ 」
『 えぇ、ルシウス、久しぶりね。』
ルシウスは、Aの側へ行くと、そっとAを抱きしめた。
それには、セブルスもルシウスの隣にいた子供も驚いていた。
「 今までどこにおられたのですか...私も妻もずっと心配していたのですよ。」
ルシウスは、少し震えているようだった。それを感じたAは、ルシウスが本当に心配してくれていたのだと言うことに、罪悪感もあったが、少し嬉しく思った。
『 ごめんなさい、ルシウス。でもほら、この通り元気だから。シシーにも、伝えておいて頂戴。』
「 おい、A。どういうことなのか、説明してくれ。」
ルシウスとAのやり取りを見ていたセブルスは、わけがわからないという顔をしていた。
『 そうね、ルシウスは、私があの人の所に遊びに来ていた時にお世話をしてくれていたのよ。それでナルシッサとも仲良くなったわ。
両親がなくなった時も、2人は一緒に暮らそうって言ってくれていたのだけど、ドラコがいるのに、私がお世話になるのは、申し訳ないと思って断ったのよ。』
「 それでも、連絡の一つくらい寄越してくださればよかったのに...
まったく、貴方はいつも無茶をなさる。
ですが、こんなに大きくなられて、少し安心しました。
これからは何かあれば、いつでも連絡してください。」
ルシウスは、そう言うとそっとAから離れた。
「 ドラコ、A様に挨拶を。」
ルシウスは、ドラコと呼ばれている子供をAの前に連れてきた。
「 ドラコ・マルフォイです。」
『 貴方がドラコね、Aです。貴方のご両親とは小さい頃からお世話になっていたの。今年からホグワーツに入学するの、よろしくね！』
「 よろしくお願いします。」
ドラコは、Aの笑顔に顔を赤くしながら頷いた。
『 敬語なんていらないわ！』
それからドラコとAは少し話をし、ドラコはすっかりAと仲良くなった。
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真姫(プロフ) - さらさん» ありがとうございます！すごく嬉しいです！これからも面白いと思っていただけるように頑張ります！ (2017年11月30日 23時) (
レス) id: 8a249ad083 (このIDを非表示/違反報告)
さら - 面白いです！最高です！ドラコ本当に好きです！更新頑張って下さい！ (2017年11月13日 23時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真姫 | 作成日時：2017年11月13日 22時
