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#12 ずっと此のままで 【澁澤龍彦】*リク* ページ16

なをりん様、リク有難う御座います!!
先日、漫画を売りに行ったらモンゴメリちゃんとジョン君の缶バッジあったんで即買いました(笑)
モンゴメリちゃんかわええ…(´ω`* )
*始めから事中の話で御座います。
※激甘ですぞよ。


重なり合う二人の重みで寝台がぎし、と音を立てて軋む。

冬に舞う雪の様な長い白髪を揺らし、また私の中に押し入ってくる彼の所為で意識がトびそうになるのを頑張って堪える。

「っあぁ!!たつ、ひこさん…もう無理で、んうっ!」
『私は未だ満足出来ていない…Aも未だそんな声が出るならもっとイけるんじゃないのか?』

其の言葉と同時に襲いかかる強い快感。
与えられた快感に耐えられず、意識が遠のいていく私を見つめる龍彦さんの笑みは妖艶で、躰がぞくりとする。

『…A』
と云う龍彦さんの言葉を最後に、私の意識は途絶えた。


----------- -----------
「……ん…んにゃ?」

寝台から降りようと上体を起こすと、腰に鈍痛が走る。

「っ…!」
腰の痛みで徐々に覚醒していく頭に、昨晩の龍彦さんとの情事に就いて浮かび言葉にならない声を漏らす。

勿論隣を見れば龍彦さんが眠っている。
鈍痛と昨晩の行為の記憶に悶える私とは正反対に、すやすやと至極気持ち善さそうに眠る龍彦さんは可愛らしく見え、思わず頬を撫でる。

『…ぁ、んん……』
「…可愛い」
頬を撫でると、擽ったいのか龍彦さんは躰を捩らせて逃げようとする。小さく漏らす声は昨晩の低く甘い声ではない可愛らしい声で。龍彦さんの普段は見られない姿を思う存分楽しんでいた。

「如何しよう凄い可愛い」
『…私は君の方が可愛いと思うが』
…突如下から聞こえる声。

「………へぁ、た、龍彦さん?何時から起きて」
『Aが「…可愛い」って云った時から』
にこ、と龍彦さんは感情の読めない笑みを浮かべる。
ヤバい。ヤバいぞ。

「いっいやあのそのですね龍彦さん!?可愛いって云うのはその…」
著しい語彙力の低下。人間って焦るとこうなるんだな…とほぼ諦め乍ら思っていると、どさ、と寝台に押し倒される。

『可愛いなんて男に云う言葉じゃありませんよ?』

…Aの方が何倍も可愛いと云う事を、身をもって教えてあげようじゃないか。


______安易に口に出した言葉に後悔すると同時に、ずっと此の時間が続けば善いのに、と思ってしまう私が居た。


***************
…なんか…はい。うん。(語彙力)
しぶさん御免よ…駄作者が口調掴めてない所為でなんか酷い事になって…

#13 薫る君が 【京極夏彦】→←#11 添い寝 【F・ドストエフスキー】



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夕雲天(プロフ) - 好きぃぃぃぃぃ!!!! (4月21日 22時) (レス) @page40 id: 5849ff7d28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 綾辻先生もっと恵んでください (2023年3月28日 9時) (レス) @page14 id: cfb92708f4 (このIDを非表示/違反報告)
松前菊(プロフ) - フレンド申請させてもらいました!水寿です! (2022年9月3日 17時) (レス) @page35 id: 4c0d3a01c3 (このIDを非表示/違反報告)
くるまぶ - もっと渋澤さんをぉぉぉ (2020年6月10日 20時) (レス) id: 7898e05539 (このIDを非表示/違反報告)
ヴィオラ - 私もいっぱいちゅき (2020年5月12日 15時) (レス) id: 623f3ee5b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒桂野_麻痺 | 作成日時:2018年3月18日 17時

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