木兎さんの妹は音駒高校バレー部マネ

じゅうろくわ。 ページ18

Aside

青葉城西のプレーを見ていると、やっぱりチームワークが凄いみたいだ。

セッターの及川さんを筆頭に、ほかのメンバーもレベルが高い。


(まだ見てたいけど、ドリンク作りに行かなきゃ。)


『仁花ー、ドリンク作りに行こうか』

谷｢シャチ！｣


(シャチ...？)



仁花とドリンクを作っていると、話をしながら作るというのが楽しくて、


(中山が仁花みたいな子だったら良かったのにな...)


と、思った。


谷｢でねー！日向が...｣



仁花、日向？の話よくするなぁ...

好きなのかな？


『日向って、どんな子？』


谷｢えっとね、凄く飛ぶんだ！｣



...飛ぶ？どういうことだろ



『そうなの？ｰｰｰあ、作り終わったから戻ろう』

谷｢うん！｣



及｢...あ！戻ってきた〜｣


『すいません、遅かったですか？』



及｢いや、全然大丈夫だよ☆

それより、今からローテーションの練習試合やるからね〜


それを伝えに来ただけだよ！｣



『あ、はい。ありがとうございます。

及川さん。』


谷｢あ、ありがとうございますっっ！！！｣



青葉城西の最初の相手は烏野。



(烏野もどんなチームなのか楽しみだな〜)


『あ、そういえば日向ってどの子？』


谷｢あ、えっとね。実は...補習で...日向と

もう1人のセッターの子も遅れるの...｣


ﾋﾟｰｯ


｢｢｢｢よろしくお願いシアス！｣｣｣｣


『ﾌﾞﾌｯ...なにそれ！？w｣


松｢及川ナイッサァ！｣


ﾋｭｯ ﾄｯ ﾄﾞｺﾞｫﾝ!


『！？』


ちょっと待って、凄い音したんだけど！


及川さんってパワー5リラタイプ？？


ま、まぁいいや。烏野の主将さんかな？

サーブカット、綺麗に上げたなぁ...





ｰｰｰう〜ん。でもどこか足りないよね。


安定感はあるものの、何かが足りない。


ﾊﾞﾀﾝｯ!!!


『ﾋﾞｸｯ』


谷｢...！日向！影山くん！｣



｢やっとかよお前らー！｣

烏野のメンバーが2人に声をかけた。

｢早く用意してこいよ！｣


｢｢ウス！｣｣



仁花の言う日向と、セッターの影山くんの二人が参加した。


2人とも1年生か...


(あ、あの子か。

へぇ〜私よりは大きいけど男子にしては小さいな。

飛ぶって、どういうことだろ？)



岩ちゃんさんのスパイクで少し烏野のレシーブが乱れた。


影山くんがトスを上げ...


ﾄﾞｯ

『...え？』


トスを上げたと思った瞬間、ボールは地面に叩きつけられた。

今、打ったのって日向だよね？


『何あの速攻...』

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