憧れだった人は欲に塗れてる【煉獄杏寿郎】

嘘つき ページ12

＊


「先生の嘘つき。」





精一杯の抵抗だった。

睨め付けるように先生を見つめる。






押さえつけられている肩に先生の爪が食い込みギリギリと痛んだ。






煉「よもや…君は思ったよりも頭が悪いのか」






突然人を馬鹿にしたように言い放つ






何を言ってるんだこいつは。




頭が悪いのはそっちでしょ。





生徒とそう言う関係を持ってそれが生徒にバレる




私がちくれば人生終わるくせに何を偉そうにしてられるのか。






「離してください。帰りたいです」




煉「…はいどうぞ。とでも言うと思ってるのか。そんなわけ無いだろう？」




「…ちょ…！何するんですか！？」





肩を押さえつけていた手は下にさがっていきシャツのボタンへと手がかけられる





突き飛ばすように力を振り絞り腕を出すも




そんな抵抗は効かず床へと引きずり込まれる





馬乗りに先生が私に覆いかぶさった






煉「うむ…もう少し考えた方がいい。大人しくしていればよかったものを」




「離してよ！大人しくしてたでしょ…！誰にも言ってないし言うつもりもない…！！」




煉「そんなもの信じられるわけが無いだろう」





普段の先生からは考えられないほど歪んだ醜い感情と欲だけが私に流れ込んできた
　





冷たい目は決して逃さないとでも言うように私を見つめる。

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