青春させろよ【 2434 学パロ】 (ページ2)

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　あのさぁ、ページ2

今日は初の登校日、初めて袖を通す
　制服は、まだ癖の着いていない新品。

　

　『 ... 行くか ... 、』

　｢令和 × 年、私たちは虹原高校に
　入学しました ── ｣

　ググッたら出てくるようなテンプレな
　新入生代表挨拶を右から左に流して、
　退屈な入学式は終わった。

　クラス表を見る限り、俺は 1-B らしい、
　

　この虹原高校に中学が同じ人はいない、つまり
　知っている人がいない。

　... 詰んでね？

　俺人に話しかけんの苦手だし、
　こんな目付きだから偏見持たれやすいし、
　何よりみんなイケメンだし( おい )

　俺この学校でやっていけんの？
　とか普通に思っちゃってますこんにちは

　... あ、知っている人がいないのは
　ちょっと嘘ついたかもしれん。

　とりあえず、この状況をどうにか
　打破するには、自分から行かなくては、、

　... 別に行かなくて良くね？( ？！ )

　だって1人でもどうにかなるっしょ、
　ほら、男子校だし( ?? )

　

　1-Bに入り座席表を確認するため
　教壇に向かう。えーーっと、
　晴海、晴海 ... 、ん、いたわ。

　

　見渡してから見つけた席は割と真ん中。
　ダル、寝れないじゃん... 、

　座ってそうそう、後ろからとんとん、と
　肩を叩かれた感覚があり、振り向くと、
　派手髪の男子がキラキラした目で
　こっちを見てきた

　『 ... っとー、どうした？』

　｢俺不破湊って言うの！！！！
　晴海くんだよね、晴海Aくん！！｣

　『 ... 不破クン、分かった。
　そう、晴海。よろしくね』

　｢ ... 晴海、晴海A... ??
　もしかしてだけど虹中だったりする？｣

　『え、そうだけど ... どっかで
　認識あったっけ、部活とか？』

　｢やっぱり !? Aだ！！！
　へー！虹原高にしたんだ！！｣

『 ... はぁ？なんのこと？』

　｢俺の友達が虹中で、 A
　めっちゃイケメンで有名なんだよ
　ってよく聞いてたんだよね！！｣

　『 ... 聞けば聞くほど意味が分からん、
　は？俺が有名？馬鹿じゃね？』

　『 ... いや、普通に考えてないでしょ』

｢いや、あるもんはあるから｣

　『ない』

　｢ある｣

　『な』

　｢ある！！｣