トイ ラブ ストーリー 【YG】

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「はぁ…、」

JM「どうしました？テンション低いですね。」

「んー、大したことない。」

JM「ならいいですけど……」



お昼時。

客の数も少なくなって、商品を整理している。



『あの、すいません。』

「はい、なんでしょうか。」



振り返ると、……幻か。


ヨモギがいた。これまたドストライクな服装で。



『あ、ユンギさん。昨日ぶりですね、』



ニコニコ笑いながら喋っている。

え、これって……、運命？



「な、なにかお探しですか？」

『あ、そうなんです。』



……これなんですけど。

そう言いながらスマホに写真を表示させた。

そこには今話題の、犬の簡易ロボット。子供向けのやつだ。



「もちろん置いてますよ。プレゼントですか？」

『はい、これのピンク色のやつをラッピングしてもらってもいいですか？』

「かしこまりました。」



やばい、俺いま絶対顔、赤くなってる。

バックヤードから、おもちゃをとって、ラッピングする。

その間も、ヨモギはおもちゃを見て回ってて。

少し昔のおもちゃを見て“懐かしいなぁ、”なんて呟いてた。



……可愛いかよっ！！！




「ヨモギ……さん？」

『あ、別にいいですよ。ヨモギで。』

「じゃあ、そうします。ラッピング終わりました。」



レジを挟んで向かい合って、値段を読み上げたその時。



TH「ヨモギ、いくら？」

『オッパ。別にいいよ。』

TH「何言ってんの。払わせて。」



………出たな。イケメン。

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