8話 ページ9
新多side
「今日こそ、特待生をデートに誘う…。そのためのおまじないもバッチリしたし、いけるはず…!」
「じゃあまず、特待生を見つけないとね!」
ガミは、特待生が中学の時から好きだった子だと分かると、態度が一変してびっくりした。
今日の練習は無しの予定だから、一緒に探してあげることにした。
とりあえず校内を探すことにしたけど、なかなか見つからない。
「何でいないんだ…。オーラもいい感じって言われたから行けるはずなのに…」
「まぁ、入れ違ってるだけかもだし、もっかい校舎を探してみようよ!」
特待生が見つからず、落ち込むガミを慰めつつ、もう一度校舎を探すことにした。
ガミが早足で歩くなか、俺は知った顔を見つけた。
「新多?何してるんだ?そんなに急いで。」
「優那くん!特待生を探してて…」
「特待生なら防音練習室に居たぞ。」
「…!早く行こう、新多!」
ガミがとうとう走り出す。
俺は優那くんにお礼を言うと、すぐにガミの後を追いかけた。
しかし、防音練習室には、特待生ではなくて、別の人がいた。
「榎本…!特待生はどこ行った…!?」
「ふっ…、ひかりちゃんなら、今頃ぼくの部屋で寝てるんじゃないかな?」
「噛む…!」
そこに居たのは、嘘つきのAだった。
急に入ってきたガミに、特待生なら自分の部屋に居ると伝えると、ガミが今にもAに噛み付こうと足を踏み出した。
俺は慌てて止めようとするけど、間に合わない。
「あれ?何してるんですか?」
「えっ、と、特待生さんッ…いつからそこに…?」
「教室に忘れ物をしたので、榎本くんがここで荷物見張っててくれると言うので…」
俺は、特待生はAの部屋で寝てたんじゃないかと言うと、顔を真っ赤にして否定された。
ガミがAを睨むと、「そんなの嘘に決まってるじゃん。」と笑われながら返された。
「まず、ぼくは1人部屋だけど…あっ、これは本当だね。部屋に入った瞬間、足を取られて壁に打ち付けられる仕掛けがあるから、気をつけた方がいいよ!もちろんこれも本当だよ!ぼく、嘘なんて言ってないからね!」
「絶対嘘ですよね、最後…」
特待生がそう呟く。
俺も、さすがに最後のは嘘だと思う。
ガミはというと、特待生を前にして緊張しちゃってるっぼい。
「とっ、特待生さん…!」
「あっ、ごめんなさい。私、荒木先生から呼ばれてたんでした。」
特待生は、また明日、というと去ってしまった。
「ガミ…」
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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時