44話 ページ47
「あはは！綺麗さっぱり無くなっちゃってるね！」
大急ぎで元自分の部屋へと戻るA。
机にノートが置かれただけの部屋に、もはや笑いが止まらないA。
もう私物は燃えカスと化していることだろう。
特待生と、掃除を手伝った2人は申し訳なさそうな顔を見せるが、彼女はそこまで気にしていないように見える。
ようやく笑い終えると、特待生の手を握って言った。
「じゃあ、ひかりちゃんと同室になるしかないよね！よろしくね！」
「えぇっ！？」
「もしかして、嫌なのー？」
「いや、そういう訳じゃなくて…」
「そうと決まったら早速お引越しだ！もちろん手伝ってくれるよね、千紘ちゃんたちも。」
ほぼ強引に決めたことだが、Aも女子であることが判明したため、特待生と同室でも問題はないだろう。
部屋の空いたベッドをAが使うこととなり、買い物を済ませただけで1日が経ってしまった。
最後の荷物を部屋に運ぶと、とりあえずの引っ越しは完了した。
「ふぃ〜…。疲れた。」
「疲れたって、A先輩ほとんど動いてないじゃないですか！」
「ごめんごめん。ぼくって非力だからさ。でも感謝してるよ？ありがとね、千紘ちゃん。」
「俺は！？」
「どういたしまして。…それじゃあな。ナナ、俺たちも行くぞ。」
改め、特待生とAの部屋から出て行く千紘と七緒。部屋に出てすぐ、千紘は振り返ってAに言った。
「収録、楽しみにしてるからな。」
「そうだね。ぼくも楽しみだよ。」
手を振って、扉を閉める。
部屋にはAと特待生の2人だけだ。
それぞれ雑談をしていると、時はあっという間に過ぎて、日付が変わっていた。
2人とも、引っ越しで汗だくだった。大浴場は空いていないので、シャワーで済ませることになったが…
「Aさん、背中流しますよ！」
「えー、2人じゃ狭いんじゃない？」
「大丈夫、問題ないです。」
「仕方ないなぁ…」
シャワールームに、2人が入る。
夏場のため、凍えることはないが、小さなバスタブにお湯を溜めていく。
それと同時に、特待生はAの髪を流していく。
特待生は、この学校に入ってから、女子の友達と話すことがほとんどなかった。
それはAも同様で、お互い久しぶりにガールズトークをすることができたのだった。
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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます！続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね！これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (
レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で！続編？書いてくださるんですか！？ぜひ読ませてください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグロ隊長 | 作成日時：2018年9月28日 1時
