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33話 ページ35

「お前…、返事もなしに入るか。」

「まぁそれはどうでもいいじゃん?それで、どうしてひかりちゃんをいじめてるの?」

「特待生…?俺は教師だぞ、そんなことするか。」

「はい嘘ついた!嘘つきは何とかの始まりだよ?」


あくまでもとぼけるつもりの荒木先生。
ぼくは、この人が妨害している犯人で間違い無いと思っている。実際、そうだとほぼ確信してるけど。
「嘘つきはお前だろうが!」と先生が言うけど、そんなのは無視して、真剣に話す。


「グラン・ユーフォリアをひかりちゃんに復活させようとしたんでしょ?それと、先生は妙に詳しいよね。どうしてかなぁ、何でかなぁ?」

「何が言いたいんだ?」

「知ってるんだよ、全部。グラン・ユーフォリア、良かったなぁ。ぼく、大好きだったんだ。」

「嘘、だろ?お前の時代じゃないだろうに。」

「そうだね、ぼくの時代じゃない。7年前って言えばいいかな?」

「嵌めたな、この野郎…」


グラン・ユーフォリア…懐かしい響きだ。
ぼくは参加出来なかったけど、話には聞いていたから。
失言を誘ったことに気がつかれると、少し怖い顔をする荒木先生。


「おお!7年前!先生が学生の頃かな?調べたけど、その年の記録が一切無いんだよね。そりゃもうさっぱりキレイに。怪しさ満点だよ。
でもね、見て驚け…じゃーん!これなーんだ!」


懐から取り出したのは、古い日誌。
先生は驚いた表情を見せる。そして、明らかに動揺している。
ぼくはそれを見逃さなかった。
これで、予想が確信に変わった。


「っ!それは…」

「やっぱり。知り合いだったんだね。でも、杉石さんは居なくなっちゃった…そんなとこかな。
まぁそれ置いといて、グラン・ユーフォリアを成功させるためだとしても、ちょっとひかりちゃんが可哀想だよね。」

「特待生がか?」


学園で噂が広がり、信じる者もいれば、失望して悪といった者もいる。協力を要請していたユニットにも信頼されずに泣いていた彼女を思い出して言う。


「ひかりちゃん、泣いてたよ。先生、女の子を泣かせちゃったね!こりゃ、後で刺されても知らないよ?」

「俺も、ちょっとやりすぎたとは思ってたんだがな…。でも、それじゃダメなんだ。」

「わかってる。ぼくは何も言わないし、これを誰かに渡したりしない…。元の場所に戻すだけだよ。
あとは、あの子達がやってくれるはずだから…。
先生、嘘つくのが下手っぴだったね!」


苦笑する先生。
ぼくは日誌を持ち、元の場所に戻した。

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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時

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