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32話 ページ34

Aside


特待生が、グラン・ユーフォリアに協力してくれるユニットを回っている頃、不穏な噂が流れていた。
ぼくも、ついさっき耳にしたばかりなのだけれど。

特待生にとって、グラン・ユーフォリアはただの踏み台で、最終的には声優界で有名になること…

そう噂されている。

学園を利用するだけ利用して、食い散らかす…そして最後には捨てる悪の女王と、そんなところか。

正直なところ、話だけ聞くと特待生が全て企んだと考えてもおかしくはないと思う。でも、あの子がそこまで考えてるように見えない。

誰かが意図的に、グラン・ユーフォリアの妨害をしてるってことで間違いないと思う。

となると、ここまで出来る人物は…

ぼくは心当たりのある人物のところは向かおうと、寮を出た。
すると、いきなり誰かとぶつかった。


「はっ…!す、すいません…」

「あらら、悪の女王ちゃんじゃんか。何してるの?」


下を向いて歩いていたひかりちゃんだ。
俯いているため、どんな顔をしているかはこちらから見えない。
だいたい予想はつくけど…


「噂なら…、嘘です。」

「えー、でも信じられないよ?」

「どうしたら…、信じてくれますか…?」


どうやら、必死に涙を堪えているらしい。
下を向いたまま、泣きそうな声で言う。
拳はぐっと力強く握り締められていた。爪が食い込むほどに。

あの人もひどいことをするねぇ…
これじゃあ先にひかりちゃんが壊れちゃうよ。


「なーんか嘘くさいんだよね。この話。あ、ぼくは変わらずグラン・ユーフォリアに参加するつもりは無いけど、まぁ頑張ってね。もう少ししたら、多分事態が動くはずだから。」

「え…?」

「大丈夫。絶対に成功させられるから。だから泣かないで。ひかりちゃんは笑ってた方が可愛いよ。」


ひかりちゃんの顔を上げさせて、ほっぺたを伸ばしてやる。それで笑顔を作った。
それでぼくはその場を去った。

目的の場所に着くと、扉をノックする。
返事も聞かずに勝手に入ると、探していた人物と対面した。

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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時

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