検索窓
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:31,163 hit

七緒 誕生日おめでとう! ページ27

七緒side

今日は俺の誕生日。そわそわしないのは無理な話。
千紘さん、お祝いしてくれるかな…

起きたら千紘さんは居ないし、確かに休日だから出かけてるかもだけど…。俺は着替えると、部屋の外に出た。


「あっ!来た!」

「確保だぁぁぁ!」

「えっ!?と、特待生?それにみんな…。うわっ!何、何すんの〜!?」


外には特待生や嵐真、色んな人が居た。
急に捕まって、どこかに連れて行かれる。

何かの部屋に入ると、強制的に着替えさせられた。
『本日の主役』と書かれたタスキ…これはどうかと思う。

着替えると、目隠しをされたまま、また何処かへ連れて行かれる。


「着きましたぞ〜( ̄∀ ̄*)」

「一体なに…」


「七緒、誕生日おめでとう!!」


目隠しを取られると同時になるクラッカー。
プレゼントを持った人たちが並んでいる。

その中には、Prid'sの人たちも居た。


「ナナ、おめでとう。ほら、プレゼントだぞ。」

「おめでとう、吉條くん。」

「千紘さん…蛍先輩、モモくんに葵先輩も…?
やば、超嬉しいんだけど…」


Prid'sだけじゃない。特待生や、他のユニットの人も沢山いる。感動してちょっと泣きそう…
そんな中、みんなが手にパーティー用のパイを持っていることに気がついた。

こ、これはまさか…


「ナナくん、ぼくたちの愛を受け取って!!」

「え、Aせんぱ…ぶぇっ!?」


顔面にパイを受ける。それを火種に、次々と投げられるパイ。もうクリームまみれだ。

俺は近くにあったパイを、近くに居た人物に対して投げる。それは、気持ちいいくらいにクリーンヒットした。


「……吉條。」

「ぶはっ!ナナ、それ葵…はははっ!あー腹痛いわ…!」

「笑うな櫻井!貴様にもくれてやる、くらえ!」

「おっと危なっ…」


キレた葵先輩がモモくんにパイを投げる。
モモくんは、咄嗟に千紘さんを盾にする。千紘さんもクリームだらけの顔になった。
イケメンはクリームがついてもイケメンなんだ…。

パーティーは、半パイ投げ大会と化したけど、これはこれで楽しい!


「みんな、俺のためにここまでしてくれて…、本当にありがとうございます!」

「それじゃ、改めて。」


クリームまみれの千紘さんが言う。
続いて、クリームまみれのみんなが声を揃えて言った。


「誕生日おめでとう、七緒!!」


もしかしたら、人生で最高の誕生日だったかもしれない。
俺は1日中、パーティーを楽しんだ。

ありがとう、みんな!

26話→←25話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。