22話 ページ23
「いただきまーす！」
シーフードカレーが私たちの前に運ばれる。
入った店がカレー屋だったとは…
来たことがあるのかと聞くと、あるわけないと答えられた。
やっぱり、Aくんは自由すぎるっていうか…
私はそんなことを考えて、カレーを一口食べる。
「あっ、おいしいです！」
「でしょ！ぼく、ここの常連だからね！」
「嘘ですよね…」
「嘘じゃないよー、ぼくって嘘ついたこと無いんだよ？」
なんだろう、もうこの人の嘘には慣れてきた気がする…。私も末期かな…？
Aくんが選んだ店は、またきたいと思うほど美味しかった。
カレーを食べ終わると、デザートが食べたくなったから、メニューを再び見る。
『男女カップル限定！ラブラブパフェ』…？
ちょっと気になる…食べたいけど、カップル限定なんだ。
「ひかりちゃん？それ食べたいの？」
「あっいや…、その…」
「いいじゃん、食べようよ。すみませーん！」
勝手に注文するAくん。でもそれって、私たちがカップルってことになるよね…
考えると、顔が熱くなる。
私は落ち着くために、自分の頬をバチンと叩く。
「うわっ、びっくりした…。どしたの、トチ狂ったの？大丈夫？」
「何でもないです…」
そうこうしているうちに、パフェがテーブルに置かれた。
お、思ったよりもハートが多いなぁ…
スプーンを片手に、私はパフェを食べ始めた。
フルーツとハートのチョコレートがたっぷりと乗ったパフェは、とても美味しい。
しかも、カップル値段で学生にもお手軽な値段だ。
「はい、あーん。」
「えっ？Aくん…？」
「いいじゃん、カップルなんだからさ。はい、口開けて〜？」
「あ、あーん…」
Aくんが、私の口の前までパフェを運ぶ。
しかしそれは、食べられなかった。
Aくんが自分で食べたからだ。
私は恥ずかしさで隠れてしまいたかった。
「あっはは！引っかかったなひかりちゃん！…それにしても、ぼくの嘘に引っかかるなんて可愛いなぁ。」
「も、もう！からかわないでください！」
パフェを食べ終え、しばらくウィンドウショッピングを楽しむと、今日は帰ることにした。
帰りの電車の中、私はうとうととして眠ってしまった。起きた時、私はAくんの肩に乗っていて、Aくんも眠ってしまっていた。
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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます！続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね！これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (
レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で！続編？書いてくださるんですか！？ぜひ読ませてください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグロ隊長 | 作成日時：2018年9月28日 1時
