16話 ページ17
特待生side
私も少しずつ、仕事をもらえるようになってきてしばらく経った。次のオーディションの台本を机に置いて、私はお昼ご飯を食べていた。
同じクラスの吉條くんと、冠くんと一緒の時間だ。
「ひかりちゃんじゃんか。お隣失礼するよ〜」
「Aくんですか、どうぞ。」
「これはこれは、榎本先輩でありますか(*ﾟ▽ﾟ)ﾉ」
隣の席に来たのは、榎本Aくんだった。
学食のサラダ定食を食べるらしい。
蒸し鶏がサラダに乗っているヘルシーなものだ。
Aくんが食べるのは意外っていうか…
「あ、今意外だって思ったでしょ。」
「い、いえ。そんなことないですよ…」
「そう？なんとなく嘘くさいけど、まあいっか。
…ひかりちゃん、そのオーディション受けるんだ？」
側に置いてあった台本を見て、どうなのかと聞いてくるAくん。
このオーディションは、学校でも受ける人が少なくなく、決して簡単とは言えないものだ。
「はい。今練習してる所なんですが、上手く行かないことがあって…」
「特待生、さっきまでずっと練習してたんすよ。」
練習で、上手くできないところがあった。それをAくんに話すと、意外な言葉が返ってきたのだ。
いつもの彼からは出てこないような、そんな言葉。
「じゃあ、ぼくが見てあげよっか？丁度暇だしね。あっ、これは嘘じゃないよ？」
「っ、是非お願いします！」
「これは意外な展開ですなwww」
ということで、今日の放課後に、練習を見てもらえることになった。
Aくんの指導…どうなるのかな。
まぁでも、彼のことだから、どう来てもおかしくはないと思うけど…。
「榎本先輩、プチトマト食べないんすか？」
「トマト？」
吉條くんが言ってから気がついた。
お皿に、プチトマトだけが残っていたのだ。
こ、これはまさか…
「プチトマトね、大好きだよ。でもさ、今日は気分じゃないんだよね。…ということで、君たちにあげる！」
「むぐっ！？」
私と吉條くん、冠くんの口にねじ込まれるプチトマト。結局好きなのか嫌いなのか、よくわからなかったけど、もし嫌いだとしたら新しい一面が見れたみたいで、ちょっと嬉しいな。
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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます！続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね！これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (
レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で！続編？書いてくださるんですか！？ぜひ読ませてください！！ (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マグロ隊長 | 作成日時：2018年9月28日 1時
