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13話 ページ14

Aside

「へっくしゅっ…」


昨日、外で寝たのが悪かったな…ぼくの身体も、案外すぐに風邪引くもんだね。
授業は出ても出なくても変わらないけど、平日にベッドの上なんて、いつぶりだろうか。


「あらら、無いじゃんか…」


飲み物が無くなっていたのをすっかり忘れていた。
喉を壊しては元も子もない。
買いに行くしか無い…か。

部屋着にパーカーを羽織り、髪を結ばずに財布だけ持って、外へ出た。
ついでに風邪薬も買っていこう。そう思って、郊外の薬局へ行くことにした。


「あー…、やっぱやめとけば良かったかな…」


風邪のせいで身体が重く、寒気がする。
薬局まであと少し、というところで体調がすごく悪くなってきた。



なんとか薬と飲み物、のど飴を買うことは出来たが、何せこの高熱だ。
薬局すぐ近くの公園のベンチに座って、少し休憩することにした。
マスクを外して、りんご味ののど飴を舐める。

寮に戻ったら、ご飯を食べて、薬を飲んで寝よう。
そこまで考えたところで、ぼくは眠ってしまったのだった。




蓮side

「ちっ…ミヤの野郎、俺をパシリに使いやがって…」


つい数分前、コンビニに行ってくるとユニットの奴らに伝えたら、ミヤが「じゃあついでにのど飴買ってきてよ。」とか言ってきた。

了解したら了解したで、気持ち悪いとか言われて、こっちの身にもなってみろってんだ。

途中に通る公園のベンチに、見たことのある影が見えてきた。
マスクを着けた、嘘つき野郎の榎本だ。
起こしてやる義理も無いが、今日は学校て姿を見ていない。それに、あの格好…


「おい、起きろよ。」

「……」


肩を揺さぶり、起こそうとするが、起きる気配は無かった。肩に触れると、服の上からでも熱がある事がわかる。
学校に連絡するか…?いやでも、連絡してどうするつもりだ?


「チッ、どいつもこいつも…」


そのあとしばらく起こそうとしたが、やはり起きない。放っておくほど人情が無いわけではない。
仕方ないから、学校まで運んでやることにした。

榎本の身体を起こして、背中に背負う。
ミヤと身長がほぼ変わらないからか、背負っても別に苦になるわけでは無かった。むしろ軽いくらいだった。

そして、俺はそのまま学校へと歩き出していった。

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マグロ隊長 - 亜紀さん» 読んでいただきありがとうございます!続編というか、ただこの夢主ちゃんで恋愛的なのを書こうと思っただけなんですけどね…笑椿くん良いですね!これから考えてみます(^_^*) (2018年11月6日 23時) (レス) id: ff77c9afb9 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 私は個人的に椿が好きなので絡ませて欲しいなと(((殴、コホン…なんでもありません。最後になりましたが応援します、頑張ってください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)
亜紀(プロフ) - 最後まで読ませていただきました。いやぁ、私結構僕っ子好きなんですよね、だから嬉しかったですよ夢主が僕っ子で!続編?書いてくださるんですか!?ぜひ読ませてください!! (2018年11月6日 18時) (レス) id: 65d880c966 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マグロ隊長 | 作成日時:2018年9月28日 1時

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