離婚しようとした2人の宝 Part2

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『今日はこれで失礼します。』


蘭「え、もういいんですか？」


『少し疲れちゃって。2人共、帰るよ。』


疲れたと嘘をつき、少年探偵団から離れ、2人の元に向かう。


なんで急に元気なくしちゃったんだろう。


少年探偵団のみんなと、毛利さん達に別れを告げ、家に戻った。


帰り道も、2人は元気がなさそう。


『2人共、どうしたの？元気ないけど。』


魁「ママ」


『ん？』


夜空「夜空達のこと好き？」


なんでそんなこと急に聞くんだろう。


『2人のこと大好きだよ。大好き。』


2人を抱きしめて、何回も何回も大好きと言った。


魁「少年探偵団のみんなと仲良くしてて、嫌いになっちゃったのかと思っちゃった。」


なんだ、私が他の子達と仲良くしてて、嫉妬しちゃったのか。


可愛いなぁ。


『何があっても、嫌いになってならないよ。2人いい子だもん。』


夜空「赤ちゃん産まれても、私たちのこと好き？」


『うん。大好き。』


魁「俺もママ大好き！」


夜空「夜空も！」


『ありがとう。魁、夜空。』


魁「ママがもっと俺のこと大好きって言ってくれるようにもっとお手伝いする！」


夜空「夜空も！」


『ありがとう。助かるよ。』


本当に最初の時、離婚してたら、この子達に会えなかったんだよね。


あの時、零くんが諦めなくてよかった。


零くんを好きになってよかった。


魁と夜空の母親になってよかった。


『あ、今日はみんなでご飯作ろっか。』


魁「いいの！？」


『前作れなかったからね。』


夜空「何作るの？」


『そうだなぁ、ハンバーグなんてどう？』


魁「美味しいの作る！」


『じゃあ手洗って来てください。』


「「ラジャ！」」

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