離婚しようとした2人の宝 Part2

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全員浴衣に着替え、祭り会場に行くと、たくさんの人で賑わっている。


夜空「ママりんご飴食べたい！」


魁「おれはたこ焼き！」


『買いに行こっか。あ、走ったらダメだよ？』


魁/夜空「わかった！」


人混みではぐれないように、夜空と手を繋いでいた。


久しぶりの浴衣で、歩幅が狭くて、もどかしい。


りんご飴もたこ焼きも買い終わって、ベンチで座って食べた。


父「祭りなんて久しぶりだな。」


『昔連れてってくれたよね。』


今は3世代で来ている、こんな日が来るなんて思わなかった。


零「魁、口がソースで汚れてる。」


魁「拭かないと！」


私の時はねだっちゃうのにな、零くんだからか、成長してる証拠なのかな？


夜空「水風船ほしい！」


魁「おれは射的やる！」


零「腕の見せ所だな。」


全員食べ終わったところで、出店の方に戻り、水風船をやった。


『やった！取れた！』


夜空「切れちゃった。」


魁「青色取れた！」


2個頑張って取り、夜空に渡してあげた。


夜空「ありがとう！」


射的では、零くんとお父さんが無双していた。


魁「パパとおじいちゃん凄い！」


『そ、そうだね…』


このままじゃ、この店の景品がなくなってしまうので、全力阻止した。


夜空「景品いっぱい！」


父「そろそろ帰るか。子供達の寝る時間もあるだろうし。」


零「そうですね。」


魁「来年は赤ちゃんも連れて行こうね！」


『そうだね。』


楽しい夏の夜は、花火のようにすぐに終わった。



【作者から】

赤ちゃんの名前のことについて1点言い忘れていました(^^;)


性別は関係なく、男の子の名前でも、女の子の名前を書いても大丈夫です！


産まれるまで、性別を明かさないつもりなので！

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