離婚しようとした2人の宝 Part2

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お父さんが家に来る日、朝早くからインターホンが鳴った。


『お父さん、来るの早すぎ。まだ7時だよ？魁と夜空まだ寝てるよ。』


父「なら子供たちの寝顔を見ようかね。」


家に来て早々、子供たちの部屋に入れば、カメラでパシャパシャ写真を撮っている。


父「さすがわしの孫だ。」


『朝ごはん食べた？』


父「新幹線の中で済ませてきた。」


ずっとカメラのフラッシュに当てられたせいで、子供達が起きてしまった。


魁「おじいちゃん！」


夜空「じぃじ！久しぶり！」


父「久しぶり！大きくなったな！」


半年近く会っていなかったため、喜びがとても大きいようだ。


『お父さん、私10時くらいになったら産婦人科行くから、子供達よろしくね。』


父「わかった。孫達とめいっぱい遊ぶぞ。」


『魁と、夜空は朝ごはん食べないとだよ？』


魁/夜空「はーい！」


リビングに向かい、高速で朝ごはんを済ませ、お父さんと遊んでいる。


今まで仕事で、しっかりとしたお父さんばっかり見てきたから、あんなに頬を緩めて笑うお父さんはあまり見た事なくて新鮮だ。


気づけば9時半を過ぎていて、もうそろそろ産婦人科に行かなければいけない。


『私、産婦人科行ってくるね。魁、夜空、おじいちゃんに迷惑かけないようにいい子にするんだよ？』


魁/夜空「わかった！」


父「いってらっしゃい」


『いってきます』

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