離婚しようとした2人の宝 Part2

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夜空「シンデレラみたいになりたい！」


魁「おれはパパ以上の王子様になる！」


『なれるといいね。』


夜空「最後結婚式してた！」


魁「パパとママもした？」


『したよ。その数日前に魁がお腹の中にいることが分かったんだよ。』


それももう5年前以上前か。


時が経つのは早い。


夜空「ママとパパの結婚式見たい！」


『今日はダメだよ。もう寝なきゃ。』


魁「じゃあ明日ね！ママおやすみ！」


夜空「おやすみ」


『おやすみ。』


頬にキスをし、部屋を出た。


そして、押し入れから、結婚式の写真が入ったアルバムを取り出した。


部屋で懐かしながら見ていると、零くんが帰ってきた。


零「夕食は風見たちと済ませてきた。もう風呂入って寝るよ。」


『わかった。』


零「それって結婚式のアルバム？」


『うん。魁と夜空が見たいって言ったから、さっき押し入れから出したの。』


零「懐かしいな。その数日前に魁を妊娠したことが分かって、色々大変だったけど無事に出来て良かった。」


『結婚式の零くん、かっこよかったよ。』


零「茉優も綺麗だった。」


ボワッと顔が赤くなる感覚がして、アルバムで顔を隠した。


零「ﾊﾊｯ、いつまで経っても初々しいのがたまらない。」


『もう恥ずかしいから…//』


零「お腹の子のために、早く寝た方がいい。」


『明後日、2回目の検診で、お父さんに子供たち見てもらう予定なの。心拍確認出来たら、母子手帳もらってくるね。』


零「わかった。気をつけて。おやすみ。」


『おやすみ。』


額にキスをされ、私も眠りについた。

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