離婚しようとした2人の宝 Part2

12 ページ13

降谷零side


零「魁、夜空。2人にお願いがある。」


魁「なに？」


零「ママはこれから、赤ちゃんのことで今以上に大変になるから、出来ることはママに頼らず、自分でする。そして、ママのお手伝いをする。出来るか？」


魁「できる！」


夜空「ママのために頑張る！」


零「よし、いい子だ。もう寝るぞ。」


2人を部屋まで連れていき、寝付くまで見守り、自分の寝室に行った。


ベッドでは茉優がすやすや眠っている。


あと1ヶ月もしない内に、つわりになって一緒に眠れなくなるだろう。


頭をなでると、少し声をあげ、また眠る。


彼女の寝顔は相変わらず綺麗で、ずっと見ていたくなる。


頬にキスをし、俺も眠りについた。





茉優side


目を覚ますと、昨日より体調もよくなっていた。


朝食を作り終え、零くんを見送った後、お腹の子のために家の中で出来る簡単な運動していた。


やっぱり歳をとったせいか、少しやっただけでキツイ。


これから子供達を連れていく公園を、少し遠いところにして歩いて行こう。


運動をし終え、シャワーを浴びると、子供達を起こす時間になっていた。


魁「ママおはよう！」


夜空「おはよう！」


『あれ、起きてたの。早いんだね。』


魁「昨日パパにね、ママに何でも頼らないで、出来ることは自分でやるって言われたんだ！だからもう1人で起きれるよ！」


零くん、私が寝た後、子供達に言ってくれたんだ。


夜空「それにママのお手伝いもするんだ！」


『ありがとう。ママ嬉しいよ。』


魁「布団片付けて、行くね！」


本当に成長している。


2人共、いいお兄ちゃんと、お姉ちゃんになれるね。

13→←11

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す