運命って信じる？６ (ページ9)

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静かに入ると玄関の電気が人感センサーでついたけど廊下の電気は暗いし、リビングも電気はついてないようだった。

もうA寝ちゃったのかな。
風呂借りる前に部屋着取らなきゃだし寝室行くか。

アニメとかで見る泥棒みたいに音立てないよう静かに廊下を歩いて寝室のドア開ける。

真っ暗だし絶対寝てるな。
そおーっとベッドに近づいてみるとAは前に来た時にはなかった抱き枕らしき物を抱きしめて寝てた。

なにこの可愛い子、、、！
すげえ写真撮りたいけど真っ暗だからフラッシュで起きちゃうかもだし我慢だな。

でも起こしたくないけど起きて欲しいって両方の気持ちがせめぎ合ってる。
顔に少し掛かってる髪の毛をそっと退かしてそのまま綺麗な頬を撫でてみる。

やばい、可愛い。
風呂入んなきゃだけど行く前に１回キスだけしていいかな？いいよな？

自分の欲求に勝てなくて10秒ぐらい触れるだけのキスした。
離れようとしたらAと目が合った。
あ、起きた、、、

A｢、、、え？｣

『起こしてごめんな。』

A｢え？しょおたくん？｣

『そう、翔太くん。笑』

寝起きでぽやぽやしてるのか状況が理解出来てなさそうだし話し方もふわふわしてる。笑
てか、キスして起きるとか眠り姫かよ。笑

俺を見つめて目をぱちぱちさせてやっと理解出来たみたいで

A｢え？なんで翔太くんいるの？｣

『合鍵使わせてもらった。』

A｢あ、うん。明日仕事は？｣

『午後から仕事、A明日休みでしょ？
そろそろA不足で来たんだけどよかった？』

A｢そっか、私も会いたかったから嬉しい。
それにいつでも来ていいから合鍵渡したんだよ？｣

『よかった、合鍵使うのドキドキしたから。笑
あ、風呂借りていい？』

A｢勿論いいよ。あ、部屋着取るよね。｣

『自分で取るからAは動かないでいいよ。』

A｢そう？そこ開けたとこ入ってるよ。｣

『ありがと。じゃあ風呂入ってくるから寝てていいからな？』

A｢起きてられるように頑張る。｣

『ふはっ！頑張んなくてもいいのに。笑
なるべく早く戻ってくるわ。』

A｢ゆっくりでいいよ？いってらっしゃい。｣

部屋着を取ってAに見送られて寝室をでた。

寝てていいって言ったけど出来たら起きて待ってて欲し。Aが寝落ちしちゃう前に戻りたい。
だからいつもの風呂よりかなり急いで入る。