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母「今となっては失敗だなんて思ってないわよ?
でもね、付き合ってる時はいいけど結婚して子供が出来ると色々変わってくるのよ。」
『そういうものなの?』
母「そうよ。家事するの好きだったけど赤ちゃんいる中私が全部やるなんてキャパオーバーになったのよ。
そこら辺でパパの教育始めたわね〜。」
ママからこんな話聞いたの初めて。
なんで急にこの話してくれたのかわからないけど頭に入れておこう。
父「おまたせ。ビール持ってきたぞ。」
『ありがとう。パパ私が注ぐよ。』
父「おう、ありがとな。」
『はい、ママも。』
母「ありがとう。Aのパパが注いであげて。」
『ありがとう。乾杯しよっか!』
「「『乾杯!』」」
お酒を飲みながら両親に仕事の調子とか亜美達は元気かとかひたすら質問攻め。笑
私のお酒の強さは両親譲りだから3人同じペースでどんどん飲んでいく。
時間が経てば両親はだんだん酔ってきててそろそろ年越しそば食べなきゃ寝ちゃうかな?
『そろそろお蕎麦準備する?』
母「あ〜、そうね。天ぷら揚げないと。」
『私がやるからいいよ!今のママが天ぷら揚げたら危ない。笑』
父「Aごめんな。よろしく。」
母「Aありがとね。」
『いいえー。』
天ぷら用の海老は処理して冷蔵庫に入れといてくれたから私は天ぷらを揚げて蕎麦を茹でるだけ。
これだけの事なのに両親はいつも「ありがとう」って言ってくれる。
お礼を言われたくてやってる訳では無いけどやっぱり「ありがとう」って言われると嬉しい。
そういえば翔太くんも毎回お礼言ってくれるな。
このままいくと両親は年越す前に寝ちゃいそうだし1人大画面のテレビでカウントダウン見よ。
今まで年越しにジャニーズの番組は見たことなかったから急に見るって言ったらどうしたの?ってなると思ったから良かった。
パパっとお蕎麦を用意して運べばお酒の時間は終了。
飲んでた時とは違って静かに食べ終える。
父「洗い物はするからAはゆっくりしてなさい。」
『いいの?ありがとう。』
楽しそうに話しながらパパが洗い物をしてママが食器を拭く。
いつも翔太くんが家に来てる時にしてるのと同じ光景。
私の憧れの夫婦?カップル?は自分の両親。
何歳になってもお互いに恋し合ってる夫婦ってすごいと思う。
いつかこういう風になれたらいいな。
その相手が翔太くんだといいんだけど将来の事はわからないよね、、、
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作者名:つな | 作成日時:2021年8月9日 0時