運命って信じる？６ (ページ41)

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リビングに入ると翔太くんはソファーでスマホをいじってる。
私はそのままキッチンでお水を取って翔太くんの元に。

渡｢あ、おかえり。｣

『ただいま、お待たせしました。』

渡｢んーん、あれ？その部屋着初めてみた。｣

『すごい、気づいたの？』

渡｢だってA寝る時いつもショートパンツじゃん。｣

『お～、よく知ってるね。笑』

渡｢そんなのA見てればわかるだろ。笑｣

ほぉー、そんなしっかり見てくれてるんだ。
実は下のやつを隠すためのワンピースだとはまだ言えないけど、、、
いつもだったらここら辺で翔太くんからベッドに誘われるけど今日は私から。

『ねぇ翔太くん、ベッド行こ？』

渡｢っ！！お、おう。｣

…………………………………

渡辺side

さっきまではメイクして綺麗だったA。
今はすっぴんで少し幼さを纏った可愛いA。

それに初めてみた可愛いワンピースの部屋着を着て、風呂上がりで頬が少し赤くなってるのを見てただでさえやばかったのに、少し恥ずかしそうに上目遣いで｢ねぇ、翔太くんベッド行こ？｣ってやばすぎんだろ、、

え？これはそういう事だよな？
ただ寝る為だけに言われたわけじゃないよな？

思わずキョドりながらもAに手を引かれて寝室へ
いつもの逆になってない？

そのまま寝室に入って俺はベッドに座ってAが加湿器の準備をしてる姿をただ見てる。
なんかいつもの違くてすげぇドキドキすんだけど。

A｢ねぇ翔太くん。｣

『へっ？なに？』

うわ、変な声出ちゃったじゃん。

A｢あの～、クリスマスプレゼントなんだけど、、｣

『あ、あぁ、どうした？』

A｢翔太くんが喜んでくれるかわからないんだけど、その、、引かないでくれる？｣

『ん？よくわかんないけど別に引いたりしないけど。』

A｢ほんとに？｣

不安そうな顔で聞いてくるA
俺は別に引いたりしないけどそんな不安になるプレゼントってなんなんだ？

『本当だけど何くれんの？』

A｢じゃあ、いいって言うまで目閉じてて？｣

よくわかんないけど言われた通りに目を閉じる。
耳をすませると服が擦れるような音は聞こえるけど物を取り出してるような音は聞こえない。

まじなんなんだろ？
さっきのリビングからドキドキ止まんねぇんだけど。

A｢翔太くん目開けていいよ。｣