運命って信じる？６ (ページ34)

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渡された紙袋。
中身は見なくてもわかる。

亜｢開けて見てみてよ！｣

『あー、うん。』

開けるとまぁそれはそれはスッケスケの黒いレースが出てきた。
これって下着としてちゃんと役目果たしてない気がする、、、

亜｢わぁー可愛いね！｣

『可愛いのかな？』

亜｢着てるとこ見たいなあ！｣

『え！？何言ってるの！？』

亜｢冗談だよ。笑｣

『もう！！』

亜｢でも渡辺にはちゃんと見せてあげなねぇ。笑｣

『、、、うん。』

亜｢１回着ちゃえば恥ずかしさなんか無くなるから！｣

『そんなもん？』

亜｢私が帰ったら１回着てみな！｣

『わかった。』

亜｢渡辺に感想聞いて教えてね！笑｣

『やだよ！！』

亜｢あははっ！次会ったら直接聞くわ。笑｣

『やめてよ～。』

｢じゃっ帰る！｣ってケーキを持ってあっさりと帰っていった。

、、手元にはベビードール。
着てみるかな、、

寝室に行って服を脱ぎ下着も外してベビードールを身につける。
うゎースッケスケ、、すごくスースーする。
鏡の前に立って見てみるけど
、、これはやっぱり攻めすぎじゃない？
こんなの今まで着たことないし、大丈夫、、？
とりあえず1回洗濯しようかな。

料理、ケーキ、プレゼントは完璧。
あとは、、当日までに心の準備をしておこう。

…………………………………

クリスマス当日

今日は夕方に翔太くんが来る予定。
私は昼過ぎからケーキを作って、料理の下準備。
後は、外には出ないけどメイク、ヘアアレンジして洋服もオシャレに着飾った。

今日は色んな意味でドキドキ。
大半の原因は夜の事だけど、、、

ピンポーン

あれ？下じゃなくて玄関のインターホンだ。
モニターには翔太くん。
合鍵で入ってくるって思ってたけど置いてきたのかな？

『はーい、翔太くんいらっしゃい。』

渡｢さみぃー。A久しぶり。｣

『久しぶりだね！寒かったよね？リビング暖まってるから入って？』

よっぽど寒かったのかサササーっと部屋に入ってく翔太くん。
リビングに荷物を置いて手を洗いに行ってすぐ戻ってきたらリビングで待ってた私に抱きついてきた。

『ふふ、どうしたの？笑』

渡｢久しぶりのAだ。｣

『久しぶりの翔太くんだ。笑』

渡｢真似すんな。笑｣

『ふふっ、温かいの何か飲む？』

渡｢んー、、飲む。｣

『コーヒーでいい？』

渡｢うん。｣

『入れて来るから待っててね。』