苦労の記録１１２ ページ12
＊(志賀side)
───内心、かなり戸惑った
学校など行ったことが無いからだ
いやまぁ、一応最低限の教養はあるのだが、集団教育というものは受けてない、過酷な生がそれを許さなかった。
今更になって学校に行けと？正直、上手く溶け込んで潜入する自信など無い。
不安のなか、俺は人生初の制服に袖を通した。
□
「志賀優哉、です。よろしく」
人生初の教室自己紹介の仕方、と検索したくなる心を必死に抑えて礼をした。
間違ってないよな、大丈夫だよな、と心臓はバクバクだ
「ねー、志賀君ってどこ住みだったん？」
先生に指定された席に着くと、隣の席(という概念がまず余り無かったので新鮮味を感じた)の女子が早速話しかけて来た
「あー…名古屋？」
「え、遠ない？転勤？」
「まぁそんなとこです…んん゛、そんなとこ」
「へー」
そこで会話は終わったはずだが、この女、何故だか俺をガン見してくる
何かしたかと不安になるから今すぐやめて欲しい
「…志賀君可愛い顔してんねー」
「ゲｯホ！」
我慢できずに噎せた。
否、別に俺はピュアとかそんな属性は一切持ち合わせていない
この女子の度胸に驚いたのだ
会って数分でここまで押してくるか…？！俺が普通じゃないのか、最近の女子高生はここまで馬鹿なのか。キャバ嬢ならもっと強かに男を落とすぞ知らないけど。
「…、ありがと？」
取り敢えずにこり、と笑って返すと、隣の女子は満足そうに頬を緩めて前を向いた。
クラス内では、地毛か知らないが、金髪茶髪率が高い
スカート折りまくってる女子も多いし、比較的やんちゃなクラスに回されたのだろう。
「…上手くやれるといいけど」
小さく、呟いた。
□
給食だあああー！！
と、男子…モブ�，任いい福▲皀岫，論萓犬�教室を出ていったと同時に叫んだ
それに続いて教室がざわめいていく
──中庭行こー
──やべ、今日弁当忘れた
─待って歩くの速い
──5時限何だっけ
弁当忘れたとかいう奴は大丈夫なのか、と思うが俺もそれで思い出した
「(え、弁当とか無いんですけど…)」
そんな事考えている間にも校内は一気に食事モードになっていく。更に気付いたが学校というのは一人飯は嫌悪の対象なのでは。
まずい、かなりまずいぞ
自然な潜入に対し浮くのは御法度だ、何か行動を起こさなければ。
だがしかし何を？どうやって？
ぐるぐると悩み回していると、扉の方から俺の名が呼ばれた
「なんか呼ばれてるよー」
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メガネ第2号(プロフ) - かえる。さん» 返信激遅でごめんなさい、更新しました！コメント励みになります、遅筆ですがぜひ最後までお付き合い下さい。 (2022年8月28日 6時) (
レス) id: 652442107f (このIDを非表示/違反報告)
かえる。(プロフ) - やったー！更新してる！(≧▽≦) (2022年5月24日 21時) (レス) @page46 id: 06d9623eb5 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 望務さん» ひい！！嬉しいです。文章少し長くなったりしてうざったいかもしれませんが頑張って書きます！ありがとうございます！ (2022年5月24日 20時) (レス) id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 紺さん» 前々から読んでいてくれていたんですね！出戻り嬉しいです、本当にありがとうございます！コメント励みになります、頑張りますね！ (2022年5月24日 20時) (レス) id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
メガネ第2号(プロフ) - 小夜子さん» 返信遅くなってごめんなさい！コメントありがとうございます、他の作品も読んでくれているようで凄く嬉しいです！文スト4期公開楽しみに頑張ります！ (2022年5月24日 20時) (レス) @page46 id: 5b50776276 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メガネ第2号 | 作成日時：2018年7月3日 4時
