写真 ページ3
母「じゃぁ、いってくるわね!ちゃんとお家にいるのよ?わかったわね?」
A「………………(コクリ」
母「それじゃ、いってくるわねー!」
そういって、Aの母親は出ていった。
Aは、今日は何をしようかと悩んでいた。
そして、ふと思った。
そのまま、キッチンの近くにある、写真に手を伸ばした。
そして、その写真を眺めていた。
ガタンッ
写真を落としてしまった。
すぐさま、写真を取ろうとした。
すると、写真立ての隙間から、もう一枚の写真が、出てきた。
Aは、すぐさま、その写真を見た。
その写真には、若い男性が一人、写っていた。
男性の後ろには、大きな山がある。
Aは、この山を見たことがあった。
それは、前、テレビで日本一高い山は、富士山と、
聞いたことがあったからだ。
Aは、思った。
この人は、今、ここにいるんじゃないか。
ここに行けば、この人に会えるんじゃないか。
そうなったら、すぐ、行きたい。
Aは、すぐさま、二階のタンスから、小さい、黄色のポシェットを取り出し、その中に、『お金』というものを入れた。
今、母親はいない。
今しか、外は、出られない。
Aは、玄関までたどり着いた。
ドアノブに手をかけ、ゆっくりと開く。
ドアを開けて見ると、そこには、Aが見たことのないような世界が広がっていた。
上には、眩しいぐらい輝いている、太陽。
下には、少しひんやりしているコンクリートの地面に、所々に咲いている、小さい花と草。
Aにとっては、これからのいく先が、冒険の
ように、見えていた。
慣れない環境の中、Aは、外の世界へ一歩一歩と、歩いて行く………。
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作者名:みいみい | 作成日時:2017年5月28日 22時