CXXX ページ32
皆が手を尽くしたことで、無事…アズールさんを落ち着かせることに成功した。
これで、一件落着だ。
リーチ兄弟は、アズールさんの元に駆け寄る。
つられてグリムたちも駆け寄る中、私は…気絶したオクタヴィネルのモブダチを運んでいた。
他の生徒と共に倒れている生徒を保健室まで運ぶ。
白目を向いて気絶しているモブダチは、少し不気味である。
自分よりも大きいモブダチを保健室に運びながら、大きなため息をつくのであった。
ーー
ーーー
「A。顔、赤くね？」
翌日、１限の授業が終わった後、ハーツラビュルのモブダチに声をかけられる。
彼は、頭のイソギンチャクが取れて普通に過ごしていた。
「え？」
「風邪じゃねーのか？」
突然、おでこをピタリと触られる。彼のひんやりした手が微妙に気持ち良かった。
「唐辛子みたいに赤いぜ？」
それは、大袈裟すぎる。
心の中で突っ込みをいれながらも、前を見た。
…確かに授業中も黒板がシュールにゆがんで見えていたが、気にしないで取り組んでいた。
今も黒板やモブダチの顔が歪んで見えていることは事実である。
いつもと違って体も重い気がする。
「次の授業、飛行術なのにさ、この調子じゃー保健室で休んだ方がいいかもな」
彼の言うとおり、今の調子では、飛行術は危ういかもしれない。箒から落ちる私が想像出来てしまう。
痛いのだけは勘弁だ。
「…うん、そうするね」
次の授業は保健室で休んで、その次の授業には参加しようと考える。
保健室に行こうと席を立とうとした瞬間、頭の芯がグラッと揺れた気がした。
..あ。これは、まずい。
思った以上に相当、きていた。
「A！？」
…この世界に来て私は、
初めて..
風邪を引いたのであった。
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伊織(プロフ) - 良ければですが続きを書いて欲しいです！！！！！ (1月26日 20時) (
レス) @page50 id: 0ae4e65c34 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - もしよろしければ続きを恵んでください！！凄く楽しませていただきました！ (2022年12月4日 20時) (レス) @page50 id: b7ff539ef8 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 完結めでたいけど！けど！！続きがめっっっちゃ気になってまうやろー！！！作者さん続き描いてくれ！！！！お願いやー！！！！ (2022年11月20日 14時) (レス) @page50 id: c3cf35b1ce (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - 最高でした！！！もう、本当に何回でも読み直せます！！！投稿お疲れ様でした！ (2022年7月9日 19時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
え？ - えっここで終わりなん！？！？これからやん………おまかせはないよ…………… (2021年9月3日 16時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵ソース | 作成日時：2020年11月28日 9時
