CI ページ3
「....」
廊下を足早に歩いた。
しかし、誰かの注意をひくほど速くは歩かない。
今は本当に不愉快な気分だ。
あの時、席を立ったが..後ろの二人に怒りをぶつけることはなかった。
大食堂で騒ぎなど起こしたら大変なことになる。
「...」
いつの間にか私の足は、植物園の前まで来ていた。
....。
気分を変えるために植物園の中へ入る。
ーー
ーーー
植物園の中へ入ると辺りは物静かであった。
ぼんやり考えるには都合が良い場所だ。
....女子だと分かった瞬間に友達止めるとか、おかしいよ。そんな簡単に止めるなんて...本当の友達じゃない。
しかもあの二人、監督生にヤバイことをしようと企んでいた。
顔は覚えたので、後で何か対策をとらなくては..！
イライラと心配が混ざる中、考えるようにして歩き出す。
前へ、
前へと..
「いってぇ！！」
低い声が、辺りに響く。
...？
何か踏んだ感覚がする。目をパチクリさせた後、下を見る。
すぐ下には、尻尾が出ていたことに気づく。下など見ていなかった私は気にせず、尻尾を思いっきり踏んでしまったのだ。
「…おい、お前。思いっきり俺の尻尾踏みやがったな？」
目の前に現れたのは、ライオンの耳に尻尾、褐色の肌、左右の横髪部分を三編みにした黒い長髪の人物。
サバナクロー寮長、
''レオナ・キングスカラー''である。
彼は翡翠色の切れ長の目で睨んでくる。かなり不機嫌そうにしているのが伝わる。
気分を変えるためにここへ来たのに最悪な気分になった。
レオナ・キングスカラーの尻尾が出ているなど、誰が気づくのか？せめて尻尾が出ない所にいて欲しかった。
イライラが爆発する前「すいませんでした」と謝ってその場を去ろうとする。
…が、すんなりといくことはなく止められる。
「この俺に何も無しで帰れると思うなよ」
「何か置いていけ」と言われているようだった。
…確かに、尻尾を踏んだことは悪いと思ったけど、尻尾を踏みやすいところに出しといた方も悪いでしょ。
その瞬間、相手の耳がピクリと動く。
「…この俺に楯突こうなんていい度胸じゃねぇか」
怒りのせいで、心の声が駄々漏れだったらしい。
相手は、
ご立腹のようだった。
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伊織(プロフ) - 良ければですが続きを書いて欲しいです！！！！！ (1月26日 20時) (
レス) @page50 id: 0ae4e65c34 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - もしよろしければ続きを恵んでください！！凄く楽しませていただきました！ (2022年12月4日 20時) (レス) @page50 id: b7ff539ef8 (このIDを非表示/違反報告)
あさひ(プロフ) - 完結めでたいけど！けど！！続きがめっっっちゃ気になってまうやろー！！！作者さん続き描いてくれ！！！！お願いやー！！！！ (2022年11月20日 14時) (レス) @page50 id: c3cf35b1ce (このIDを非表示/違反報告)
❄️Snow moon🌙 - 最高でした！！！もう、本当に何回でも読み直せます！！！投稿お疲れ様でした！ (2022年7月9日 19時) (レス) @page50 id: 18d1ac959a (このIDを非表示/違反報告)
え？ - えっここで終わりなん！？！？これからやん………おまかせはないよ…………… (2021年9月3日 16時) (レス) id: 40b8a4973a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵ソース | 作成日時：2020年11月28日 9時
