XXXIV ページ35
予定通り、
『なんでもない日』のパーティーが始まる。
パーティー会場にはハーツラビュル寮の生徒も含め、監督生とグリムもいた。
「..あ、監督生だ」
「ほんとだ！..何でいるんだ？」
二人はエース&デュースと共に何かを話しているようだった。少し真剣そうに話している。
..こんなストーリーあったかな？思い出せない..
目を閉じて考える。
すると、
いきなりラッパの音が耳元に触れた。
「なっ、何」
「しー、声がでけぇよ！」
いや..アンタの方が断然、声がでかい。
心の中でツッコんでおく。
辺りは一瞬少しざわめいたが、ある人物が来た瞬間、
一斉に静まり返る。
朱色のショートヘアに、グレーの大きいつり目。
彼らの視線は、
''リドル・ローズハート''に注がれる。
「我らがリーダー！赤き支配者！リドル寮長のおなーりー！」
一人の生徒が言い出すと、
『リドル寮長、バンザーイ！』
続けて大勢の生徒が声を揃えて言う。思わずこの光景に目がぱちくりしてしまう。
..え、ナニコレ。
寮生全員で『寮長、バンザーイ！』何てやったこないよ？
イデア寮長に同じことやったら、確実にぶっ倒れるだろう。
寮によってかなり異なることを改めて感じた。
視線を泳がせていると怯えている生徒や、喜んでいる生徒など様々な表情をしているのが分かる。
隣の奴は眠そうにしているが..
スルーしておこう。
「うん。庭のバラは赤く、テーブルクロスは白。完璧な『なんでもない日』だ」
綺麗な声と共にリドル寮長は、満足そうにしていた。
一体、『なんでもない日』って何だろう。
彼に聞いてみたが「忘れた」と言われた。記憶力無さすぎだと思う。
時間と共にパーティーは進んでいく。
乾杯をした後は好きなようにできた。私も近くにあるケーキを食べている最中だった。
...美味しい！
舌も喉もとろけるような美味しさだった。手を休まずにケーキを頬張っていく。
「相変わらず..よく食べんなぁ」
「いや、このケーキが美味しすぎるからだよ」
気を抜けば頬が緩んでしまう。それほどトレイ先輩お手製のケーキは、おいしかった。
..はぁー、これは..一生食べt
「マロンタルトだって！？信じられない！」
突如、苛立ちが含まれた声が会場に響き渡った。
..何？
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るきあ(プロフ) - 夢主ちゃん原作知らなそうな話し方してるから原作知らないのかな?途中まで見てるけど、知ってた気がする… (2022年5月6日 6時) (
レス) @page42 id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ - パピコ・アイスがめっちゃ好きですwww (2021年1月19日 2時) (レス) id: ac2ae8ad89 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - パピコ・アイスで笑いましたwwww (2020年9月18日 15時) (レス) id: 18f6683025 (このIDを非表示/違反報告)
卵ソース(プロフ) - Mignonさん» 読んで頂きありがとうございます。嬉しいです！えっと…このお話の主人公は、女の子として書かせてもらっています。しかし、周りの人たちの顔面レベルが高すぎて気づかれない状態です…！ (2020年9月7日 8時) (レス) id: dbdae74e1a (このIDを非表示/違反報告)
Mignon(プロフ) - 面白くて一気に読みました！！！こんなこと読み終わってから聞くのも変ですけど、夢主ちゃんは女の子ですか！？男の子ですか！？ (2020年9月6日 8時) (レス) id: 0ee41ec00b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵ソース | 作成日時：2020年7月11日 7時
